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‘&’ - 空の向こうで咲きますように - 感想

『‘&’-空の向こうで咲きますように-』を応援しています!


ちびちび進めて、1ヶ月以上かかりましたが、ようやく終わらせることができました。

幼なじみが不思議な現象に巻き込まれながら冒険に出かける。
これは個人的にすごく、魅かれる内容でした。
伏線やつじつま合わせなどがきちんとされていて、終わってからすっきりすることができます。

詳しいことは、下記の各√感想にて。
感想はプレイしながら書いたものなので、途中でおかしな点もあるかもしれませんが、ご容赦ください。



【共通】
二つの月が見えたのは、8年前に冒険を共にした幼なじみだけ。
まずこの幼なじみの再開ってだけでもすごいそそられる設定です。さらに願いが叶う木によって、願いを叶えるアイテムをもらって、それを駆使していくとか、もう堪りませんね!
各キャラクターもクセのあるやつばかりで、楽しませてくれます。男キャラもありきたりな感じがしないでいい味出してます。
そして、チーム名が残念なのはお約束のような感じがw
るい智のときも酷いチーム名でしたw


道具については、主人公の箱がチートすぎて、失くした時はどうなるのかと思いましたが、これが次へ進むステップになっていたんですね。
他にチートといえば、麗のベル。この時点では、いまいちよくわかりませんが、相手の意識を誘導することができるとか、洗脳一歩手前ですごい怖い。
後のことは、各√感想で述べていきたいと思います。

あの夏の続きが、今蘇る。


【梨子√】
最年少なのに一番のしっかり者で、影の支配者であるママン。だからか、等身大の自分より、背伸びしようとする彼女の願いは、真っ直ぐであるのに歪んで叶えられてしまった。
それでも、彼女を支えてくれる存在を得ることで、彼女は自分がいかに生き急いでいたのかを知ることができた。彼女の世界が輝く結末になったことを、嬉しく思う。
声優さんも、一人三役という荒技をうまくこなしていて、素晴らしい演技だったと思います。

共通とばすと最初の√ということで、謎は未解決のまま終わってしまうものが多かったです。
その辺はおいおいわかって行くことだからよしとしましょう。
なんだか√が短かったような印象を受けた。
梨子の成長したい心と、珠璃の留まっていたい心の対比がわかりやすい決別となっていて、クライマックスらへんは盛り上がった。
教団本部に殴り込みかけたクライマックスの、カットインの連続には興奮したわ!
普段能天気な麗が、リンギルのことを真剣に考えていることに驚いた。
しかし、あのチート性能だからそれも当然なのだろうか。

珠璃の道具もチートでした。
過去に戻れるとか簡易タイムマシンじゃないですか!
けど、パラドクスの問題が簡単に解消されるあたり、SF要素は極力なくしたいのかな、と感じました。

それと、彰子については謎以外のなにものでもない。
いきなり現れて、実は道具持ってました。そして、盗まれました。なんじゃそりゃー!
他の√で根掘り葉掘り謎解きがされることを願う。


大人になりたい。それは誰でも子どもの頃に思ったことがあることでしょう。親に頼れない状況にあった梨子が、それを必要以上に願ったことは仕方がない。でも、無理やり成長することはない。

世の中には成長痛なんていう病気もあるくらいですから(ちょっと意味違うけど)、自然と大人になるべきなのです。そして、大人になるスピードは人それぞれ。梨子はそれが人より、珠璃よりも早かったというだけのこと。だから、珠璃とは分かり合えなかったのでしょう。
珠璃の過去の話を聞けば、同情から納得もできますが、過去はやり直すべきものではなく、糧として行くものなのだということを感じ取りました。


とりあえず、梨子のコスプレが強く印象に残った!


【束沙√】
いつだっていい意味でも悪い意味でも冷静沈着で、独自の世界観をいかんなく発揮する空気読めないマイペース博士。
彼女の願いは彼女を良く表しているものでした。
どんな物の詳細もわかるエリリルは、束沙の探究心を大いに満たしてくれたのでしょう。しかし、答えのわかる研究ほど無意味なものはない。だからこそ、束沙は最後の孝の提案を承諾したのだろう。もちろん、そこには彼への想いを無視することはできない。

というわけで、自分の中では一番のお気に入りのキャラだっただけに、楽しんで進めていくことができました。
どんなことが起こるのかワクワクしていたら、雨の日のお風呂イベント発生!
ジャブくらいのつもりで読んでいたら、右ストレートを喰らいました。お、おう。無邪気な束沙さんやべえよ。

そして、摩樹たちのお仲間さんの正体が判明。
櫛寧の道具、イェンダーの魔除け。痛みから逃れるための道具。
これが物語に大きく関わっていくものでしたが、櫛寧自身は存在感薄かったですね。自分から関わろうとせず、なるべく関わりを持たないようにしていた彼女らしくはありますけどね。
櫛寧の真相はあまりにも悲痛でした。
道具によって、彼女の願いは叶えることができたのに、彼女の人生を壊してしまった。
記憶の喪失とつじつま合わせ。
珠璃の時もそうでしたけど、現実を捻じ曲げてしまえるほどの力を持つ道具は、それなりの代償というか補完がされるのですね。
強すぎる道具は、何かしらの反動も強いということでしょうか。そうなると、麗のリンギルも何かの代償がありそうですね。
しかし、櫛寧にはまだ謎が残されています。どうして道具を得ることができたのか。オンザローズで彼女が気分を悪くした理由は?(これはイェンダーの魔除けの効果っぽいですが)
これらが残りの√で明かされることを祈ります。

麗といえば、まさかここまで麗のターンになるとは思いませんでした。裏麗√でもあった気分ですよ。
リンギルもあっさり使うし、平常心を欠いていました。
しかしそれも、理由を知れば得心がいきました。
麗の仮面の理由は、リンギルを願った理由にも繋がっていた。誰かに自分のことを信じて欲しい。誰にも信じてもらえる仮面が必要だった。
叔父のことで引っ越しを繰り返した麗にとって、佐村は叔父の仇でもあり、自分の生活を壊した憎むべき相手でもあったのです。
それでも、仲間たちの助けを得て、越えてはいけないラインを踏みとどまった彼女には拍手を送りたい。
あの締まらない空気こそが麗らしいですよね。
何気にカエレンジャーが戦隊モノっぽいことをしていたことに感激。

また、洞窟ではもう悶え苦しんでしまいました。
佐村を相手にはったりかます時の孝はカッコ良かったと言うのに、後が悲惨すぎますwさすが紳士!
愛と科学の命題について話してたところは、フラグビンビンに立っていたのがよーくわかります。
こういうのは、束沙らしくていいですね。
そしてお漏らしイベントはこういう場合の必定であります!

幻の麗。共通にもちょろっと出ましたけど、あれ何なんですかね?麗√かラストでわかるのだろうか。

それと、束沙が幽霊を執拗なまでに拒絶していたのは、霊が非科学的存在だからってだけなのだろうか。なんか腑に落ちない気が。

白衣の伏線も、普通に小さい頃の話でしたね。これはもっと効果的に使われるのかと思いきや、それほどでもなかった。
でも、白衣をくれた爺さんが、どこかで関わってきそうな気配が!

梨子√で突然出てきたマジックベーンの詳細もわかりましたが、これで樹についての謎はさらに深まった気がしますね。


一人ではわからない世界がある。
世界を構築しているのは自分だけではなく、自分以外の誰かの世界が混ざることで、今という世界が構築されているのだ。
だから、世界を解き明かすには、一人だけでは限界がある。
まだ見ぬ世界を見るためにも、束沙は最愛の人と新たな世界を見つけて行くのでしょう。




最後に…プールのリア獣市ね!


【摩樹√】
かつての冒険から変わり果てた人2号であっても、それは外見だけの話。内面は負けず嫌いのくせに、小心者で心配性な良い子ちゃんでした。こういった成長していないところもまた、彼女の魅力なんですが、まあ、なんといってもメートル胸のインパクトが大きすぎました。

たまごアイスをこぼしていた写真とかやばいですよ。
そして、たまごアイスの恐ろしさとおいしさを見事に説明してくれていたスタッフに称賛の言葉を送りたい。夏場は部活帰りによく食べてました。

グロンドを使ってどうやって成り金になったのか、若干端折っていましたが、そうした結果を出していることに関しては、登場人物の中でも1番の成功者と言えるでしょう。
簡単に黄金を作り出すとは言え、それだけの労力を支払った摩樹は以外と頑張り屋なのではないだろうか。
そして、今回で良くわからなかった他の道具についての情報がたくさん出ていました。
1つはカムロスト。
束沙√でだいたいの話はありましたが、それを章子の口から伝えることで、より道具と章子の相性による恐ろしさを知ることができました。
それに、彼女がなぜあんな道具を願ったのか。
とにかく助かりたい。漠然としていて、それでいて確固とした願い。
歪んで叶ってしまった願いですが、それを糧として、最後は彼女なりのケジメをつけている所に、あの道具も災厄を招くだけでなく、本当の意味で章子の願いを叶えたのかもしれません。
あと、爪を大事にするところとか、章子の引っ込み思案を良く表していると思いました。
デジカメでさえもピンボケにする章子すげーw
2つ目はモルメギル。
おそらく、ヴォーパルブレードのようにグレイスワンダーから出てきた道具。
アプリなんて視覚化されていないモノすらも道具となり得る発想には驚きました。
それだけに、とても凶悪な道具でした。効果も他の道具のように束沙が説いた、善にも悪にもなる、というものではなく、悪意100%の道具でした。
これを壊すことで、マジックベーンの信憑性も大きなものとなりました。

まさか、純があんなキャラだとは思いませんでした。マジこえー。
そしてぽっちゃりキャラには時々いる頭脳派だった!
彼女を怒らせた言葉って、やっぱりデ…いや、やめておこう。

カーチェイスは燃えましたね。おっちゃんはっちゃけすぎw


たぶん、この√がどの√よりもバカップルしてたかと。
なに、あの貸切プールの茶番劇は。

幸せの成就は、どこかの不幸の始まり。
誰よりも願いを尊いものであると感じていた摩樹は、そういったことに敏感だったのでしょう。
道具の悪用を食い止める。摩樹のもう一つの願いは叶った。
樹に願わなくとも、願いは叶うのだと言うことを説いているようにも思えた。もちろん、道具によって助けられた点もあるが、それをしようとする意志が、なによりも願いを叶えることに必要なのだろう。

久実に命令を出していたのは?
どうして純はモルメギルを手に入れられたのか?
またも出てきた幻の麗の正体とは?
またまた謎が増えてしまって、さらにこれから先が気になる!



てか、摩樹胸のネタしかないんですけど


【八重√】
奇人変人鳥(超)人でありながら、ナイスバデーの皆のお姉さん。のらりくらりとしながらも、誰よりも全員のことを心配し、誰よりも仲間を傷つけないように配慮を怠らないステキスキルの持ち主。

他の√のように日常描写が少なかった印象。
というか、世界破滅モノの映画か!世紀末伝説か!レジェンドか!
モルメギルも相当やばかったですけど、今回は段違いで危険信号メガMAXでしたね。
あの危機的状況では、あの束沙ですら空気を読む発言をすることに、マジ命のピンチであることをわからせてくれる
それだけに、色んな想定外の事態や、鬱憤、謎解きなどなど盛りだくさんでした。


男キャラの渋さが際立っていた√でした。
霧が立ち込めることで、ようやく貢一郎が活躍してくれた!貢一郎かっけー!!声と相まってさらにかっこいい!
道具のなずけ親だったり、ブレーキ役だったりと、重要な役目を果たしているのにスポットライトが当たりにくい彼に、ようやく活躍の場が!ジモッピー万歳!
武を助ける時の躊躇のなさ。率先して危ない役目を引き受けようとする男気。そして何より仲間を大事にする心意気が素晴らしい!何、ちょっと惚れそうじゃないのよさ!

それに、孝もこれまでにはない男気を見せていた。
孝といい貢一郎といい、あの緊急事態ということで、男の本能がよみがえったとでも言うのか。

新キャラの利彦も、あれはあれで医師としての哲学を持っていたからこそ、あんな行動に出たのでしょう。
それが悪いことであるのは疑いようもありません。しかし、その行動には意味があったのでしょう。
死生観。どうして生きる?生きる理由は?
苦しみが喜びを越えるなら、その先には意味などない。苦しみしか待っていないのなら、生きることも苦痛でしかない。それを証明するために、利彦は実験を行った。医師である彼の、医師としての使命感があってこその理由なのだろう。
無意味にも意味はある。その言葉の通り、苦しみにも意味はあり、意味を知るからこそ、生きることには意味がある。意味という理由を知るために、人は生きるのだ。
境内で利彦に人が群がるシーンがあったが、あれを見ると、彼の意志という立場と存在感は、正しい姿なのだとも思う。

ホルコルレス自体の能力は大したことなくても、それによる利彦への影響という面では、大きな力を持っていたんだな。

そして久実のバックボーンが利彦だったことにも驚いた。
だからモリスを大事にしていたんだな。
しかし、この二人、どうやって出会ったんだろうか。

グレイスワンダー消失の件も、久実の盗癖が原因だったとは。
それが利彦の実験につながったのだから、偶然とは恐ろしい。
それと、グレイスワンダー盗んだのが久実だったのなら、純がホルコロスを持っていたのにも納得がいきました。



章子の独白と発狂。
壊れた世界は章子が生きやすいと感じた世界だった。
こういう、暗い性格の人には、まるで世界が生まれ変わるような気分になってしまうのでしょうか。
誰も助けてはくれないし、自分とは違う人しかいない世界。そこは確かに息苦しいでしょう。
でも、麗のようにポジティブに生きるからこそ、世界は違って見えてくるのでしょう。それが章子にはできなかった。ただそれだけである。


あのチンピラ、八重の兄かと思ったら実行犯でした。
ストームブリンガーって、効果自体はジミだけど、あの植物とコンボさせることで、これだけの被害を出すことができたんだな。
ここでもまた、道具自体に善悪はないことを示唆していました。
扱うものの善悪によって、道具の方向性も決まる。
これは詭弁だと言われていましたが、個人的にはその通りだと思ってます。


残りの謎も、星良と樹そのものくらいになってきましたね。
これから核心へ至るのが楽しみです。





イエスバニーガール!あそこの住人の人マジ良い仕事してますね!


【麗√】
破天荒で鉄面皮、二つの顔を使い分けるエセ美少女にしてカエレンジャーのリーダーカエレレッド。猪突猛進を表したような性格をしながらも、繊細な面も併せ持つお気楽ガール。独特の笑い方や、3回唱える口癖が見事に天真爛漫な彼女らしさを表していて、見ていてすごく元気をもらえました。

この√は本編ラストということもあってか、これまで以上に長かったです。
最初と最後を飾った麗の浴衣姿は最高に可愛かった。

この√でようやく星良も合流しました。
ヴォーパルブレードの能力は思ってた通りですね。
正義が現れるには、悪が必要。
あの怪物は、カッコ良く言うと必要悪だったと言うことですね。無害ですけど!
というか厨二こじらせ過ぎだよ!

オンザローズのマスターも、なにか願いに関わっているのかと思いきや、普通の一般人でした。
でも、そういった立ち位置の人がいてくれたことも、重要なことだと思います。

それと、最後ということで、これまでの√のおさらいでもありましたね
ジャンボフラワーさん再登場しかけたり、利彦の狙い、珠璃の想い、道具を巡る人々の関係性などなど。
それに加えて新設定とかも出てました。
例えば、グロンドの追加機能。
確かに以前から書かれていた欲望を知るだけだと、あそこまで裕福になるのは数年では不可能なはず。
しかし、この欲望の対象に近しいもので取引可能にする機能が備わっていれば、成金になれたのにも納得がいきますね。


そしてなんといっても、終盤の最終決戦の雰囲気がとてもよかった!
道具の使用も多くて、アニメーションやカットインが次々と現れる度に興奮しましたね。
ホルコルレスは猫になるんじゃなくて、ネコ科の生物全てに変身可能ってのには納得しながら、それはアリかよっ!って思いましたね
他にも、改めてフラキアとリンギルのチートさを確認した
暁の剣からリンギルのコンボはできすぎ君でしょう
それに、珠璃が裏切り行為に走ったにも関わらず、最終的にカエレンジャーに復帰する形になるのも個人的にごちそうさまでした。
ちゃんと章子のことも孝が自力で思い出してよかったよかった。章子本人に会わずに思い出したの初めてじゃね?

ジュビレックスなんてラスボスも、願いの顕現みたいなカンジで予想できそうでしたけど、だからこそイイ!
概念のない道具の最後の姿でありラスボスが道具自身というのは、セオリー通りですごい盛り上がります
ちなみに、幻麗は、本物とは眼の色が違うのね。さらに幻麗、ジョウビレックスの笑みは、不気味さが出ていてよかった。こうして考えると、ジョウビレックスはやはり模倣するだけだったんだとよくわかる。

利彦がジョウビレックスの肩入れした理由。
生きる意味。それはどこにでもあるけど、どこにもない。
誰にとっても同じ意味はなく、誰かの意味には気付けても、自分の意味に気付けない。
それでも、誰かの意味を理解することは、生きる意味の片鱗をすることと同じ。
それを見つけることができた利彦は、きっと幸福なのだろうと思える。
だからこそ、摩樹の交渉は成立した。


クライマックスで、麗がジョウビレックスを道具からジョウビレックスそのものにしてしまう方法は、良いのか悪いのか判断がつきませんでしたが、お話的には面白いので○!
ジョウビレックスがラスボスかと思いきや、最後はやっぱり樹そのものが相手になりました
ベルスロンディングもこんなところで活躍することになるとは。効果跳ね返すとか、最強の楯じゃないっすか



自分の夢を諦めない。果ては自分で決める。
願いは種であり、努力という水をやり続ける。
見果てぬ夢は、まるで空の向こうに見える虹のように、手が届かない。
それでも、人は空の向こうに願いを見る。
その願いがどれほど悪でどれほど善であろうと、その願いはきっと輝いている。
だから、空の向こうで花咲くことを夢見ている。
副題の解釈はこんなところでしょうか?まあ、個人的なアレコレが混じってて当たってないっぽいですけど。

そして主題の&。
&は恐ろしい悪魔のシンボルだが、宝のシンボルでもある
ローグライクにて、まさかこの&というタイトルの補足をされるとは!
それとは別に、&は願いを叶える樹そのものを指してもいましたね。
&―希望と配慮
その二つがせめぎ合う時、世界は二つに割れ、その影響で月も二つ出現する。
希望はそのまま願いの効果を表し、配慮は願いの本質を表している。
それは切っても切れない結びつきを持つ。
コインの裏と表のように。
その通り、人間もそうだ。
人は一人では生きて行けない。自分が誰なのかもわからない。自分を知るために、人を求める。
&は人と人を結ぶもの。
願いは、その&を越えなければ叶わない。
誰かを不幸にすることを厭わずに、自分の願いを見つめ続けなければならない。
そのことに悩むものも悩まないものもいる。
それでも関係は確かにある。その関係を正しく乗り越えられた先で、願いは花咲くのだろう。
うん、哲学難しい!

最後は丸く収まった感じですし、麗と孝の二人も仲良さそうにしていたので、ようやくハッピーエンドを迎えることができましたね。



利彦と櫛寧、なぜ道具を受け取れたのかは、やはり月を見ていたから。
そして、月を見る条件も、やはりあの場あの時間にいることだった。
そして利彦のシスコンっぷりを思い知った。

麗の姿をしていたのは、あの民芸館のときがきっかけだったことに、思いもよらない伏線回収でした
伏線と言えば、あの真怪獣も実はうさぎでしたという投げっぷりに、まあそれもアリか、と





総括としては、トイレイベントは必須ですよね、ってことです


【星良√】
オマケ√なだけあって、バラエティに富んだ内容でした
梨子が取り乱したり、じゅりが泣き叫んですねたり
それも、星良みたいな能天気な√っぽくて合ってましたね
ジョウビレックスが助っ人で参戦したときはフイタw
利彦さんも、これまでのシリアスさを吹っ飛ばすほどあっけなく実験を断念するんですねw
そして久実の豹変もワロタw

天真爛漫な星良が主役の√であり、オマケだからこそできる、これまでの√とは趣の違う、息抜きというか、最後の整理体操みたいな√でした。






【総括】
幼なじみが再開して、ひと夏の冒険に出かける。
その先で思いもよらない危機や喜びに出会いました。
願いとはどのようなもので、何を犠牲にして何を叶えるのか。
人の願いだけじゃなく、人の起こす行動自体がどういった意味を持ち、価値があるのか。
考えようによってはとても哲学チックな内容で、面白かったです。
るい智ほどダークな感じにはなりませんでしたが、それ以上に清々しさが際立つ作品でした。

キャラクターたちもクセが強くて、どんな動きをしてくれるのか楽しみになってくるものでした。
男キャラの活躍がもう少しほしかったですが、貢一郎のカッコよさと、利彦の考え方などは面白かったですね。
孝は紳士を目指すという設定があったからか、あまり熱くなるシーンはなく、冷めた印象があるかもしれませんが、こういうバックアップのようなフロントのようなキャラは主人公ぽくていいのではないかと思います。
女キャラについては√感想にて。


マスターアップが遅れただけに、所々で細かなミスが見られる。そこが少し残念。

アニメーションいいね!最近のエロゲはアニメーション盛り込んでて、新鮮味がある。絵柄も原画に近いものだから、よけいに素晴らしく見える。しかも、場面によって微妙に表情などの変化が見られるところも凝っていてイイネ!でも、下手にやりすぎると白けてくるので注意が必要では?

願いの道具も、知らないものが渡されるんじゃなくて、思い出の品に力が宿るっていうところがすごく気に入ってます。
曲がりくねった叶え方をする樹の方法を見て、願いと望みは違うのだと感じた。

個人的に、うどんさんが地味にポイント高いので、ぜひFD出してもらって立ち絵追加して欲しいです


いやー、ホント楽しめたし面白かったです!

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  1. 2012/04/30(月) 22:16:36|
  2. ゲーム
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All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫) 感想

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2004/12/18)
桜坂 洋

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巡り合い、戦場。というお話


ループモノとしては、珍しい設定でした。なんだかわかりやすい根拠だったので、そういうことか、とすんなり納得できました。

戦争モノでもあることで、容赦なく人がバッタバッタと死んでいくことで、臨場感みたいなものがすごい出ていました。
内容はシンプルで、その分細部にこだわりが見られます。
軍内の話しや、地球外生命体の話など、力の入れどころがハッキリしていて、余分なところがない印象。

隊員たちが、ふざけるシーンや、ヨナバルの軽口、軍隊ならではの野卑な言葉など、魅力的な点がたくさんあって、読んでて飽きなかったです。
ケイジとリタが、同じ環境にありながら、出会うまでに何百回というループを経なければ会えなかったからこそ、会えた時の感動が素晴らしかったですね。
そして、つかの間の幸せは、新たな真実が明かされた戦場にて散ってしまう。
この一連の流れが、クライマックスらしく疾走感のある展開で、のめり込むように読んでいました。


ループモノで軍隊モノ、この二つの要素があるからこそ、この作品はすごく魅力的な作品に仕上がったのだろうな、と感じた。

最終的に、バッドでもなければハッピーでもない終わり方が、逆に生々しくてよかったです。





ギタイのこととかもっと詳しく知りたかった
  1. 2012/04/27(金) 20:36:20|
  2. 集英社スーパーダッシュ文庫
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消えちゃえばいいのに (富士見ファンタジア文庫) 感想

消えちゃえばいいのに (富士見ファンタジア文庫)消えちゃえばいいのに (富士見ファンタジア文庫)
(2012/02/18)
和智 正喜

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愛は人を殺し、人を生かすというお話

ドロドロした内容なのに、真実は意外と単純だったりしてました。
約100人分の殺害方法や、詳細などを緻密に書き込んでいるあたりはすごいと思えました。
ただ、そこに力を入れすぎたからか、他の死神やら主人公の特性やら魔女の話やらといった背景の設定がおろそかになっている印象を受けました。
というか、主人公が誰からも愛されると言うのなら、その日常で慣れ親しんだ人たちも狂わないとおかしくないのかな、と思ったり。

ミステリ要素は、あるようなないような。
結局は、主人公の特性を知らないことには結末に辿りつくことはできないので、最後まで辛抱強く読んでみて、納得できるかどうかですね。
序盤の日常描写は退屈なものでしたが、あれが後半の重要な場面に繋がるのだと思えば、まあ納得いきます。それでも、もう少し短縮できなかったものか。


結局、死神も女の子たちも男も、そして最後の三矢優ですら彼を愛してしまうことになっていました。
これが彼の特性であり、それは危険だから祖母が遠ざけるように教育した。
そのやり方に理解はできるのですが、方法がわかりません。
超常的な存在がいるくらいですから、そういうもんなんだよ、としか説明できないのでしょうか。


行間や項の区切り方など、目新しいやり口に戸惑いましたが、あれはあれで作品の雰囲気に合っていてよかったです。
文体とか、表現方法を見てると、たしかにシナリオライターっぽいやり口だな、と感じましたね。






問題作、というキャッチコピーの通りでした
  1. 2012/04/21(土) 12:44:29|
  2. 富士見ファンタジア文庫
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サイハテの救世主 PAPERI:破壊者 (角川スニーカー文庫) 感想

サイハテの救世主  PAPERI:破壊者 (角川スニーカー文庫)サイハテの救世主 PAPERI:破壊者 (角川スニーカー文庫)
(2012/03/31)
岩井 恭平

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人は人の域を超えても、人でなくなることはないお話

天才に限らず、対等な関係を築くことができないことが、どれだけ苦しいことなのかを教えられた気がする。
天才であるからこそ、過去は嫌な体験をして、名誉や栄光を掴んだ今も、ドクは苦しみから解放されることはなかった。
それどころか、人類の救世主なんて重荷を負わされる羽目になったのだから、彼が苦しみから逃げ出そうとするのは当然のことだったろう。

そして、逃げ込んだ先が沖縄。
陸を始めとした温かい住民たちの対応と、変な奴扱いされながらも関わりを持とうとする彼らの心が、とても優しいものであった。
そんな平和な日常があるからこそ、後半の怒涛の戦闘シーンや、記憶が戻るところなんかは、すごい引き寄せられた。

記憶に齟齬が出ている所や、戦闘の指揮を執る時も、天才の一言で片付けられているが、その天才というのがどういうことか、読んでる時は不思議で仕方なかったが、あとがきに書いてあったのでなんとか納得した。
つまり、天才とは凡人にはまさしく及びもつかない域にいることなのだ。それは誰よりも計算が速かったり、誰も知らない新たな方法を見つけ、実行する。そういった、一種の開拓者のような存在が、天才なのだろう。

そんな天才を題材にしている今作は、そんな天才の側面である世界との隔絶ということにも力が入っていて、読み応えがあった。
なんの機器も使わず、記憶操作までできるのはどうなのかと思ったが、それであのクライマックスを迎えることができたのだから、それはそれで良いと思う。

自分と同じ域にいる人を欲していたドク。
だからこそ、最後の願いとして、彼は一般の生活に憧れた。
それはつまり、あれだけ毒を吐く彼ではあるが、あれほど期待と侮蔑に晒されても、それでも彼は人が大好きだったんではないだろうか。
そんな葛藤を抱える天才と、穏やかで彼に期待もしなければ侮蔑もしない、ただ彼を新しい住民として迎える陸たちのほんわかした序盤が、とても素晴らしいものに思えた。


これ読んでて、G線上の魔王を思い出してました。







ドク、壊れてしまってからすごく低俗的になってしまっていますよね
  1. 2012/04/17(火) 19:51:35|
  2. 角川スニーカー文庫
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生徒会探偵キリカ2 (講談社ラノベ文庫) 感想

生徒会探偵キリカ2 (講談社ラノベ文庫)生徒会探偵キリカ2 (講談社ラノベ文庫)
(2012/03/30)
杉井 光

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詐欺師として立派に仕事をこなすお話。

タイトルの通り、今回もキリカの推理が冴えていました。
ですが、個人的にはキリカが教科書詐欺の事件を解決するところよりも、会長と朱鷺子の過去が明かされる話の方が好きでしたね。
自分の認めた相手だからこそ、敵であってもらいたい。朱鷺子なら敵として自分と渡り合える。そんな気持ちがあったのでしょうか。
まあ、そんな考えは、敵にされた当事者には理解できないもので、これからもいがみ合いは続きそうですね。
それでも、副会長室の件で、二人の仲がこれから少しでも緩和されて行ったらいいな、と思います。

今回の新キャラは、また濃い人たちが出てきましたねw
柏崎先輩とか絶対にガチだと思っていたら、別の意味でガチでした。ラブラブ言ってるなら、ノーマルなラブにも気を配ってくださいよ。
そして、例にも漏れず、変人だからこそのハイスペックには残念さがにじみ出ていました。
もう一人の新キャラの薫はいいキャラしてました。
絵師さんが同じだからか、はまちの戸塚とついつい比べてしまいました。
この純粋だからこその毒舌が、面白いキャラでした。


前回のように大勢の人を騙す主人公には、彼が何と言おうと詐欺師です。本当にありがとうございました。
委員長決めのときの方法なんかも、よくあんなこと思いついたなと。そしてそれを実行した薫は人に好かれやすいのだな、と感じました。


天王寺家の話とか、キリカたちの過去の話、そして会長と敵対することになる未来の話など、まだまだ面白そうな要素がてんこ盛りのようなので、次回も期待して待とうと思います。






うさぎに始まり、ウサギで終わっていた。

  1. 2012/04/13(金) 16:07:12|
  2. 講談社ラノベ文庫
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丘ルトロジック4 風景男のデカダンス (角川スニーカー文庫) 感想

丘ルトロジック4  風景男のデカダンス (角川スニーカー文庫)丘ルトロジック4 風景男のデカダンス (角川スニーカー文庫)
(2012/03/31)
耳目口 司

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誰しも自分の世界を持っており、その世界の風景を自らのロジックで作り上げていったお話


いやー、ホントに終わるのが残念でならない。こんなに残念に思ったのは空色パンデミックが終わった時以来のように思えます。
でも、作者さんとしてはこれくらいがちょうどいいようですし、自分もグダグダになることなくスッキリ終わってもらえた印象を持ちました。

前回で、最期の世紀末云々といったことに触れていましたが、今回でようやく核心に至りましたね。
世紀末とは、モヒカンの暴走族が荒野を流離う話ではなく、退廃と無変化を嘆く言葉であると言う風に補足されていました。
その意味の通り、沈丁花は神秘をないがしろにして、科学に傾倒するようになった人類を退廃したと捉えていました。
そこには、神秘に触れた時の、神秘を信仰した時の、感動がなくなってしまったのだと。
それこそが彼女のロジック。神秘というオカルトこそが人類に情熱を持たせるロジックなのだと説いたわけです。
それは確かに証明された。悪魔崇拝の絵を見せることで、彼女は確かに人々に感動を与えたのだから。
その背景には、イルミナティという秘密結社の子孫であることが深くかかわっていました。
日本でイルミナティの生き残りは、沈丁花と柏木の2家だけ。しかし、両家の方向性は違い、柏木はどちらかといえば科学を迎合し、新たなオカルトに挑むような形をとっていた。
だからこそ、あのジジイと沈丁花は不仲にあり、たがいに目ざわりでもあった。
ジジイの初登場は今回でしたが、強力なインパクトを残して行きましたね。
咲丘と蜂須は滅多打ちでした。正論を振りかざされては、駄々をこねるしかできないのが子どもですよね。

神楽咲事件のクライマックス感がパネエ!
市民を暴動へ煽動する演説から始まり、香澄のロックな叫びで締める。なんともやりたい放題で大変面白かったです。
香澄と言えば、序盤のメイド服の挿絵が最高に可愛くてやばいっすわ。

沈丁花の居場所の特定が2転3転する展開には、続きが気になって仕方なかったです。
そして、咲丘のアパートで待ち構えていた真弓さん。
明らかに一般人枠だと思っていたのに、この人も変人さんでした。…このラノベには変人しかいないのか!
とは言え、彼女の変人っぷりにもワケがありましたね。
ルールなんて、法律なんてただの信仰でしかない。正しいも間違いも、その信仰の下に形作られる。
信仰はただの観念であり、それに縋りつく様を毛嫌いしている。そんな姿はオカルトだ、と言っているのかな。
ここら辺の話はよくわかりませんでしたが、自分なりの解釈で書いておきます。

出島VS赤樫の対決とか、本当に怪獣大決戦みたいで恐ろしそうでした。


そして最期の舌戦ですよ。
もう咲丘が一瞬上条さんに思えてくるほどの説教節でしたね。
科学は彼女を救ってくれなかった。だから、彼女は自らを感動させてくれたオカルトに傾倒した。芸術こそが、感動を与えてくれる、救ってくれる神秘の論理なのだと。
誰にも知られず、発見されず、それでも存在を信じる。信じている間が、彼女の救いだった。
それを民衆に思い知らした沈丁花だったのだが、香澄のロックンロールに奪われた。
人々の感動は新たな感動に上書きされ、信仰は脆く崩れ落ちた。
そこへ咲丘の追い打ちが入る。
芸術は偽物だと。本物の神秘は風景にこそ宿る。
自然のありのままの美しさこそが、人に衝動を与えてくれる。それこそがまさに神秘なのだと。

咲丘の告白は意外でした。彼にとって彼女は憧れの対象でしかないと思っていたので、してやられた感じがします。


ここが最高の見せ場だったのでしょうが、最高に盛り上がる所は他にもありましたね!
なにあの蜂須のカッコよさ。普通にカッコよかったんですけど。
これまでも泥臭いカッコよさやマゾカッケー姿をみせてくれたマゾですが、今回は素の彼が現れていてさらにカッコ良かったですね。
萩ちゃんの過去も中途半端に開示されただけでしたが、彼のカッコよさを引き立たせるような感じで明かされました。
互いに沈丁花に惹かれた者同士でありながら、彼は逃げ出し、彼女は逃げ出すことから逃げ出しました。
そのことで、二人の間には亀裂が走り、溝を埋めることが難しかった。
ですが、今回のことで、萩ちゃんが見捨てられることを知った蜂須が、あの日言えなかった謝罪の言葉と、差し出すことのできなかった救いの手を差し出すところなんて、もう涙ちょちょぎれますよ。

エピローグではなに甘酸っぱい感じ出してんですか、あのマゾカッコ良かったあなたはどこへ!
玲儀音も混ざって三角関係なんかになって、ラブコメならよそでやれよ。そして、おめでとう!


しかし、今回一番かわいかったのは言うまでもなく江西陀ですよね!
序盤の咲丘と口喧嘩して泣きだすとことか、普段とのギャップでかわいすぎですよ!だってその前のとこでは風俗のような練習してんですよ。キャラ違いすぎでしょ。
その身を呈してまで咲丘を守ったり、どこまでも咲丘について行く彼女の一途さは、読んでいてもどかしかったですね。
最後は沈丁花に手助けされる形で、咲丘に気持ちが知られてしまいましたが、そうじゃなければ言いだせないまま終わりそうな感じしました。
巻末に描いてあった後ろ姿にほっこりします。


それにしても、最後の最後まで飽きさせてくれませんでした。
クラウドシステム造れる高校生なんているのかよ!ってつっこみたかったですけど、他にもSNS造ってるからアリなのか、と納得。
そして、第1の魔王が敗れても、いずれ第2第3の魔王が~エンドには、裏ボスが出てきたときのような絶望感と期待感に胸が膨らみました。
4冊と短い物語でしたが、大変楽しませてもらいました。
復活されるのがいつになるのかわかりませんが、心から楽しみしています!







清宮ぁぁぁぁ!引っ越しするなんて聞いてないよ!


  1. 2012/04/09(月) 22:45:59|
  2. 角川スニーカー文庫
  3. | トラックバック:0
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まおゆう魔王勇者 エピソード1 楡の国の女魔法使い 感想

まおゆう魔王勇者 エピソード1 楡の国の女魔法使いまおゆう魔王勇者 エピソード1 楡の国の女魔法使い
(2011/10/31)
橙乃ままれ

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造られた本物は偽物でしかなく、本物はそんな偽物さえも「本物」と認めるお話


まおゆう番外編みたいな内容の本でした。
勇者一向と女魔法使いが出会った時のお話です。この内容が80ページくらいと短めになっていて、あとはドラマCDの台本が載っていました。
ストーリーは、化け物退治を依頼された勇者たちが、森で化け物を探していると、女魔法使いと遭遇してひと悶着起こす、といったものです。
その時、女魔法使いは勇者を殺そうとしていました。その背後には、彼女の抱えるある事情が絡んでいて…。

本編ではそれほど語られなかった女魔法使いの過去がわかる仕様になっていました。
女魔法使いは、3人の人格を持ち、それぞれが勇者に惹かれていくことによって、勇者を殺すという目的を投げ捨てる覚悟までします。
偽物だと知らしめられた彼女が、本物に出会った瞬間、彼女の中で勇者の糧となりたいと思う気持ちができたのでしょう。
その覚悟を、最期まで持つことのできた女魔法使いは、その時自分でも認められるほどに「本物」になれたのかもしれませんね。


全体的にシリアスな作風ながら、勇者のとぼけたもの言いや、女騎士と爺さんの小気味のいい掛け合いが、息継ぎをさせてくれます。





いぢられ役のまおー様がいないので、生贄にされる女騎士であった

  1. 2012/04/03(火) 15:01:58|
  2. その他のレーベル
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  4. | コメント:0

エトランゼのすべて (星海社FICTIONS) 感想

エトランゼのすべて (星海社FICTIONS)エトランゼのすべて (星海社FICTIONS)
(2011/10/14)
森田 季節

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憧れを抱いた女性を追い駆けた一年間のお話


『そうだ、京都(大学)へ行こう(進学的な意味で)』
なんて思ってしまうほどに、京都大学と京都の描写が随所で見かけられた作品でした。

冴えない高校生活を送っていた主人公は、入学した京都大学でもスタートダッシュに遅れていた。
4月も終わろうという時に見つけたサークル勧誘のチラシに連れられて、京都観察会なるサークルを訪れる。
そこには自分のプライベートな内容まで言い当てるミステリアスな女性がいて、一目で憧れを抱いた。
隣には同じく1回生の女の子。新入生は二人だけ。先輩たちはおかしな人達ばかり。
こんなよくもわからないサークルで、主人公は1年を過ごし、除々にサークルの核心へと触れて行くことになる。

春夏秋冬。1年を巡る物語である所に、ロマンを感じました。
展開のさせかたは、サークルを中心をしたものになっています。
サークルの先輩や、同じ1回生の女の子との交流を描くものです。その中で、サークルの設立の真相が、彼らの今に繋がっているようになっています。
風見鶏な主人公が、先輩達からの啓示めいた話と経験を受けて、成長というか変化していたことを、ラストで確認できることに、1年という期間の長さを感じさせてくれます。
キャラクターは皆問題のあるけれど、悪い人ではない人ばかり。だからこそ、このサークルは成り立つのだと納得。

最初に会長のイメージをミステリアスにすることで、最後の真相が際立つものになる所が、面白味がありました。
中道さんがかわいいです。
主人公にさりげないアタックをしかけているのに、先輩の一人によって軽いトラウマを抱えた主人公はそれを信じられないところは、読んでるこっちがもどかしくなりました。
まあ、最終的に良い雰囲気になっているので、勇気出して行けよ、神頼みとか必要ないから、とつっこんでました。
傍から見るからこう思いますが、当事者になれば同じ行動をとる自信があります。なんか怖くなりますよね。


他にも、会長の語りや、バイト先の留学生の話など、魅力はたくさんあります。
季節の変化を追うことができることも、今作品ならではの特徴でしょう。

会長のミステリアスな雰囲気を解明すること、それが物語の根幹のような土台のようなものなので、それを踏まえた上で、主人公の1年、と捉えるべきなのでしょう。
しんみりもせず、切なくもない。ただただ大学生の1年を描くもの。ただ、そこに関わるちょっとおかしな人たちとの交流が、この作品の目玉です。

誰もみな最初はエトランゼ。だから周りもすべて異邦人に見えてしまう。けど、エトランゼであり続けることはできない。だから、エトランゼでいることは、終わってしまったのだろう。
この単語が出る度に、異邦人を脳内再生してました。

けんどうって、結局登場あれだけですか?









大学では、ちょっとよくわからないサークルに入ることが、得てして楽しい思い出になるものですよ

  1. 2012/04/02(月) 14:12:06|
  2. 星海社FICTIONS
  3. | トラックバック:0
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ラノベとゲームの感想を中心に気ままに更新しているブログです。
※備忘録としても使っているので、ネタバレを含む内容となっているところがあります。
文章がおかしな点が多々あるとは思いますが、勢いだけで書いているので見逃してください。

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