経験値がほしい

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 イラスト集付き限定特装版 (ガガガ文庫) 感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 イラスト集付き限定特装版 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 イラスト集付き限定特装版 (ガガガ文庫)
(2012/03/16)
渡 航

商品詳細を見る


孤高には自分からなるが、孤立は相手に排斥されることでなるという違いがあり、それを実行する小学生の集団に見て自分の過去と照らし合わせてしまったお話


今回はやけにシリアスな回でしたね。
毎回何気にぼっちのギャグアピールの裏に秘められたシリアスなテーマが盛り込まれているのですが、今回はそれが前面に出ていました。

誰のせいなのか?
それはいじめやスクールカーストなどの根幹的な成り立ちの上にある問題であり、誰か一人の問題ではない。
始まりは一人であるかもしれないし、複数人であるかもしれない。なら、その始めたやつらが悪いのかと言えば、そいつらだけの問題ではない。
そいつらを調子づかせる周囲も同罪なのだ。
こうして、排他的行為を行う者たち同士を認め合うことで、他と自分を隔絶させるという空気を作り上げる。
この空気が完成されることで、ほぼいじめは成立する。
しかし、この後のことは考えられていない。というか、考える必要がないと思われている。
今している行為は他の人から認められているのだから、これから先変わらなくてもいい。そう思う。
いじめられている方が何をしようと、変わる気がないのだから変わりようもないのだ。
ここまで行くと、誰かが意見を変えるといじめはなくなるというものではない。たとえそれが最初にはじめたやつであろうと。
ここまで来ると、いじめを行っているのは人なのだが、それをそうさせるのは場の空気となっている。
止めようにも一人じゃやめられない。でも空気が止めようということを言わせないから誰もいい出すことなく、複数人が提案することもないのだ。
でも、防御している方に決定権はない。攻撃している側が、攻撃に飽きるか、攻撃ができなくなるだけの理由を持って、向こうから自主的に攻撃を止めさせるしかないのだ。

と、そんな状況にある小学生たちの宿泊学習のサポートをすることになった奉仕部+αによって、その問題にメスを入れられたのが今回のお話。
リア充軍団の筆頭である葉山を中心としたお友達がぼっち連合と交流を持つような展開に、夏休みの魔力を感じますね。
ぼっち連合長官である雪ノ下は葉山とお知り合いという事実も判明し、なんだか過去の自分を小学生に見ているような感じが伏線めいていて、早く真実が知りたくなってきました。

それにしても、八幡ほんと意地悪い考えするな、と思いました。
マイナスをプラスにできないから、プラマイゼロにするようなやりかたに、最善とは言えなくとも、最適とは言える判断だったのかな、と思います。
留美は留美で、小学生には似つかわしくない考え方してるし、ほんとぼっちたちは人生の階段を遠回りに駆け昇りすぎだろ。
結果、彼女を救ったわけでもなく、彼女も救われたと思っていないので、だれが得したのかわからない状況ですね。まあ、高校生の成長物語みたいなかんじでオッケーですね!

葉山が八幡を意識し始めたことや、海老名、三浦、戸部といったこれからも出てくるのかも、と思わせるキャラの増加が喜ばしいです。
徐々に明かされる雪ノ下の家庭事情、あのハイヤーは果たして事故車なのか?
ホント5巻の発売が楽しみです!



ここからはキャラの話にします。
今回シリアス調だったためか、感想がシリアスっぽくなったので、ここからはアホっぽく行きます。(シリアスっぽく書いたつもりになっているだけかもしれないが

まずは小町ですよ!
特装版だと表紙はダブルヒロインに乗っ取られていますが、通常版だと小町大勝利!あ、この表紙は小町的にポイント高いですよ!表情とかが
さらに高校生に混じって中学生一人だけなのにしっかりと存在感を露わにしています。
陰デレなんて言葉まで作りだす彼女、まじほしいわ。
着実に兄の将来、というか自分の将来のために雪ノ下や由比ヶ浜をくっつけようとする彼女にエールを。
何気に小町ちゃん戸塚フラグ立ってない?

というわけで戸塚ですよ。
あの天使の純粋さで比企谷兄妹をメロメロにする男。…男なんだよな
水着回ということもあり、どんな格好かと思いきや、パーカー羽織ってました。この男の娘お約束どうにかなりませんか。パーカー脱いでくれよ。男だってわかってるよ!だから脱いで!
シリアスな場面でも、持ち前の柔らかな対応で空気すらも和らげる彼に乾杯。

リア充軍団は、やっぱリア充だな、と思わされました。
会話能力ぱねえ。ノリ軽い。どこで修業を積めばいいんですか?学校?俺連想する学校とは違う意味じゃないですか?
とまあ、いらない存在かと思いきや、最後は活躍してくれるところに、適材適所という言葉を思い浮かべました。
海老名さんはこれから台頭してきそうなキャラだな、と思わずにはいられない。

由比ヶ浜は今回も安定の可愛さだった。
夏休みの予定を消化したことを告げるときのセリフとか、もう脈アリだと確信できるだろ!
ぼっち故の八幡のねじ曲がったヘタラ具合に、勇気を出してもらいたい。
最初から最後まで、八幡に果敢にアタックする姿に、平塚先生並に応援を送ってしまう。

先生、あなた教師の姿してましたよ。
教師だから出会いが少ないんだよ。だから気にすることないんだよ。だから、これからも頑張ってください。

そして最後は雪ノ下。
ミステリアスな雰囲気がなりを潜め、ちょっと怒ってる感じが強かったですね。
それがシリアスな話に繋がるので仕方ないですし、これからの展開にも必要だったので良かったです。
他には、怖がりな面や、やたら八幡との掛け合いをするところなど、彼女なりにこの体験を楽しんでいたのかもしれませんね。
もう少しで雪ノ下パートに突入すると思うので、期待期待。そこで由比ヶ浜がどんな行動を取るのかにもね。


千葉ネタはよくわからないところがありますが、それ以外のネタはよくわかりますw
20代の人達にはドストライクなネタですねw
そして、いじめ、カーストといった問題を持ち出してきた今回は、よりガガガっぽかたです。

イラスト集は、ゲストさんのものも含めて、大変素晴らしい出来となっていました!




この話に剣豪将軍はいらなかったな。いたら、そのシリアスな空気をぶち殺す、とか言ってそう


スポンサーサイト
  1. 2012/03/31(土) 17:12:34|
  2. ガガガ文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ニセコイ発売日決定! 5月2日発売!!

ニセコイ 1 (ジャンプコミックス)ニセコイ 1 (ジャンプコミックス)
(2012/05/02)
古味 直志

商品詳細を見る



というわけで、ついに来ましたニセコイ単行本発売日発表が!

いやー、長いこと発売されないから2巻同時発売とかされるのかと思いましたが、普通に1冊だけの発売のようですね。
まあ、発売されるから嬉しさMAXなんですが!
本誌でもセンターカラーがやたら多いし、掲載順も好調なようで、ひと安心してます。
読み切りVer.も面白かったですが、三角、四角関係になりつつある現在の展開も好きです!

僕はこの人の作品が大好きなので、連載になり、人気を獲得されておられることを嬉しく思います!
この人の描くストーリーは、一か所だけおかしな設定を持たせることで、シンプルな構成にし、キャラクターの表情を豊かに描くことで個性を持たせ、飽きをなくしてくれます。
王道なのに飽きない、王道のいいところを見事に表現していることは、すごいことだと思ってます。
そのせいか、どのキャラクターもとてもかわいく、そして面白く見えます。

読み切りは全て面白く読ませていただきました。
個人的にお気に入りだったのは、神様に愛された女の子を口説く読み切りが好きでした。

ダブルアーツも打ち切りされたとはいえ、初回の表紙以外に一度表紙を飾るくらいの人気を博していた時があったのですから、今回も表紙になる日は近いのか?
そう、ダブルアーツが打ち切りになった時の絶望感といったらなかったですよ。
ちゃんとアンケ送ったのに…


しかーし!
このニセコイの単行本が売れに売れて、連載も好調のまま行くなら、連載一周年は目じゃないですよ!
面白いのにあれだけ低空飛行していたマジコも一周年迎え、新章スタートするほど認められたわけですから、ニセコイも後に続いてくれるはず!

というわけで、ニセコイ5月2日発売です。
知ってる人も知らない人も、是非書店で見かけたら買ってみてください!


↓こちらは同じ作者の過去連載作です。こちらもオススメですので是非に。
ダブルアーツ 1 (ジャンプコミックス)ダブルアーツ 1 (ジャンプコミックス)
(2008/08/04)
古味 直志

商品詳細を見る




  1. 2012/03/29(木) 21:51:15|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

黄昏のシンセミア 感想

『黄昏のシンセミア』を応援しています!


『シナリオ』
システマチックな設定や、表情豊かなキャラクターたちが楽しそうにしていたので、面白かったです。

置いて行くと者と置いて行かれる者。この二人の想いをつづることが、この作品の最大のテーマなのだろう。
それは天女の話でもあり、孝介とさくやのお母さんの話でもあり、各√で御奈神村を離れていくしかな孝介とヒロインの話、いろはといろはの両親の話、翔子ちゃんが石に乗っ取られる話、孝介と翔子ちゃんが逃避行をして皐月さんを残す話。
こういった別れと、それに伴う悲しみ、そして再び会える日を待ちわびる楽しみが、切なくも温かく描かれていて、本当に味のあるシナリオだった。


『BGM』
作品の雰囲気的に、神秘的な音楽が多かった気がします。
主題歌や挿入歌は、作品をやり通してわかる秀逸さが光ります。
とはいえ、エロゲの曲って、大体そんな感じですよね。個人的にはるい智の絆なんかどハマリしました。

『プレイ時間・攻略順』
プレイ時間は、大体1日2時間やって1ヶ月かかりました。とはいえ、自分は速度遅い方なので、当てにはならないかも
オススメ攻略順は、二つありますね。
・伝承の謎や、怪奇現象のシステムについて知りたい場合は、銀子→いろは→翔子→美里→さくや→沙智子→朱音→シンセミア
・感動ものからやりたい場合は、翔子→いろは→銀子→美里→さくや→朱音→沙智子→シンセミア
って感じでしょうか。

『システム』
とくに不満はなかったですね。
ただ、他の作品でもよく見かけますが、バックログで再生した音声が、バックログを消すと同時になくなる。
あれをオンオフできるようにしてもらえたら、個人的には嬉しいですね。

『エロ』
まあ、使えなくもない、という感じでしょうか。
絵よりも文章のほうがグッときました。






【いろは√】
ゆかりボイス最高ですな!
こういう元気っ娘系のボイスの方が、ツンデレボイスのときの青山さんより好きです。ワン子とかもストライクでしたね。
感謝の気持ち、これは素晴らしい心構えですね。
小学校の頃似たようなことを教わった記憶がありますが、これ成長するにつれて薄れていくんですよね。
単純にキレイにする、ってことが目的になるから、これからは使う人のことを考えるようにしよう。
と、横道にそれましたが、こういう昔ならではの教えとか、田舎のしがらみ、ルールといったところがこの√の面白味でしたね。

全体の感想としては、切ないっすね。
両親の失踪の謎はかくも悲しき結末でした。
単純に遭難からの餓死、などだったら諦めもつくでしょうが、化け物になっているなんて話になると、どう反応したらいいのか困ります。
そして、そんな困る反応をしてしまうことが、向こうにも、そして自分にも悲しい出来事なのでしょう。
その点、孝介はナイス判断を下したのではないでしょうか。
報告するにしても、最後の言葉だけであり、タイミングを見計らい、いろはがゆっくりと両親のことを思い出せる時期を選ぶ当たり、孝介のかっこよさがここでも光ります。
そんな秘密を抱えて生きていく孝介の生きざまに乾杯!
そして娘を想う心を途切れさせなかった父親の愛情に涙腺刺激されまくりでした。
それと、銀子さんとは違う天真爛漫なキャラクターであるいろはは、基本暗いイメージの雰囲気を盛り立てる素晴らしいキャラクターでした。
おっぱい要員としても貴重でしたね。
この√では、春日神社の由来や、銀子√では明かされきれなかった補足のようなことも描かれていて、物語全体を補完するのにも十分なお話でした。
桜のシーンのいろはの一枚絵、あれすごく好きです。
感謝の精神も、素晴らしい考えだけど、現代ではそれを再現するだけの余裕は人々から切り離されているんだろうな。

バッド、というかノーマルエンドが祭り中止だったのだから、祭りの、それも神楽のシーンをトゥルーに盛り込んでもいいんじゃないですか?
他の√でやっているから補完できているとはいえ、なんか消化不良な気が…。







【銀子√】
ミステリアスなくせに朗らかでやさしい彼女らしいシナリオでした。
彼女と深い関わりになる第1条件が、理由もなく信じることなんですから、難易度激高ですよね。
それでも、彼女を信じ、最終的に伴侶となる決意をした孝介の懐の広さは素晴らしいですね。
山童の話は、さくやのバッドエンドでもちらっと出てましたが、この√でようやく真相がわかりましたね。
銀子の正体が天女絡みだとはわかっていましたが、3姉妹の3女とまでは予想できませんでした。
しかし、これによって、昔話の出来上がりについての大きな手掛かりを知ることができましたね。
それにしても、翔子ちゃん√で出てきたミズチが、まさか孝介たちの仇とは…。
たしかに原因不明の水難の時点で、怪奇現象としての原因を疑うのも、物語上アリなことを見逃していました。
孝介とさくやの記憶があやふやなことも、ここではっきりしましたね。

孝介を意識してからの彼女の恥ずかしがり屋な面だったり、やきもちを焼いてやきもきする姿は可愛かったです。
地味に皐月さんの酒豪ぷりも公開されてましたね。
エピローグの年老いた孝介と、変わらない銀子の一枚絵は、それだけで未来の不安と現在の幸せの両方を感じさせてくれました。
娘がまた心配になりそうな点、銀髪だったり変わらない母親について、それほど気にした様子もないことは、救いでした。
この先、悲しいことの方が多くなるであろう家族に、幸せな時間が最後まであることを願わずにはいられないラストでした。




【翔子√】
笑うとかわいいのに、それを引っ込み思案な性格が隠しているところがまたかわいいですよね。
翔子ちゃんといえばジャコスでしょう。
ジャコス行くときだけ異様にハイテンションになる姿がギャップ萌え!
ジャコスで服を買うシーンもありましたが、まさか幼女の着替えを覗くとは、孝介GJ!
服もちょっと大人っぽくてシックなものでしたが、素晴らしくかわいかったです。
この服、さくや√の最後にでも着ていましたが、お出かけ用という意味以外に、翔子ちゃんが成長したことの記号として扱われているのかもしれませんね。

沙智子ちゃんとも無事仲直りできてよかったよかった。
病んだ目の立ち絵は怖いけど、可愛いと思わせる最高のものでした。

青い石と赤い石の違い。これについては書かれているが、どうして、という疑問には答えてもらえなかった。
この先のシナリオ、シンセミアに続ける伏線が張られているところが、先に進める楽しみにもなりました。
命令する者とされるもの。
ミズチの話がここでも絡むのは、少し混乱しそうでしたが、ミズチも山童の一種であるにすぎないことが強調されていたと思います。

バッドエンドの方、これはこれで泣けました。
翔子ちゃんの髪の色素が薄くなっていたのも、天女になりかけていたからなのでしょうか。
とりあえず、ここでも約束を違えることなく、7年かけて翔子ちゃんと再会した孝介の根性と誠実さが素晴らしい。


最後の体を張ってまで、翔子ちゃんを励ます孝介の行動力と想いやりがかっこよかったです。
エピローグでは、人でなくなってしまっても、自分たちをこんなことにした原因のルーツを探る旅に出て、目的を持っています。
二人だけになったとはいえ、二人だけでもやっていけるだけの絆を持ってしまった二人だから、さびしくなるときはあっても、大丈夫なのでしょう。




【さくや√】
クールビューティでブラコンな優等生な彼女の魅力が引き立っていました。
他の√でも、孝介と以心伝心を地で行くようなツーカーぶりを発揮していましたが、それがここでは恋心に変化しています。
もともと孝介だけしか異性として見ていなかったという、禁断過ぎる愛情が背徳的ながら、ピュアっているこの背反感がたまりません。
皐月さんバレしたときも、自らの誠意を持って、さくやにだけ自分たちの行いの尻拭いをさせるのではなく、兄として、男としてお願いをする姿は、かっこいいですよね。

元から仲良しすぎたせいか、恋人になってからはバカップルぶりが半端なかったですね。
それにしても、皐月さんといい、いろはといい、周りに理解ある人が多い人が多くてよかったですね。

さくやバッドでは、むしろデッドエンドだったわけですが、銀子√を先にしていなかったので、ここで初めて山童の話が出てきて、次への期待感が湧きあがってきました。
皆神の先祖の話や、扱いの話など、彼らの家が特別だったことを匂わせるシナリオでもありました。

他に比べて、やや味気ない√ですが、シンセミア√があるので、むしろちょうどいいのかも。




【朱音√】
普通の恋愛っぽくて好感度高し。
気立てが良くて綺麗で慎ましやかな大和撫子さんでしたね。
シナリオの性質上サブヒロインになってしまっていたけど、正ヒロインとしても十分通じるかわいさを備えていました。
この√個人的に好きです。
ネコ喫茶編とかあると嬉しいな




【沙智子√】
沙智子ちゃん何気にメインを食うくらい素晴らしいキャラだと思ったのは自分だけかもしれませんね。
とりあえず、つれない態度だけど、基本いい子というギャップ萌えが素晴らしい子でした。おばあちゃん子なところとかポイント高いですよね。
翔子ちゃんともちゃんと中のりするあたり、そこらのアホガキとは違いますね。
それに、1年後の成長した姿が見違えるようなものであり、なんともいい女に成長することうけあいだと思いました。



【美里√】
幼馴染のお姉ちゃん属性、最高っすわ!
そして、シンセミア√やってわかる、美里さんが何気に子供の頃の重要なファクターだったんだという事実!
声優さん補正や幼なじみ補正などが入って、個人的に大好きなキャラでした。
先生やってるけど、学生時代に未練があると言うか、まだ大人になりきれないけど、生徒はすごく大事にする、っていう未だある青臭さみたいなものが良かった。




【昔話】
なんとも痛々しい話です。
翔子ちゃんに、どうしてあんな人が変わったような現象が起きるのか、翔子ちゃんだけが赤い石を見つけられる理由、皆神家の長女の顔が同じなのはなぜか、湖の真実、様々なことの謎解きがなされていました。
森に山童の原因が蔓延していたのも、青い石の効果だけでなく、天女による命令があったからこそなんですね。
ここで出る青年は、二人の天女の石を使用したんでしょう。
だからこそ、二人にそっくりの子供が生まれる。

それにしても、孝介が生まれにくい理由と、生まれた時の効果、意志の強さまで遺伝であったというのなら得心がいくものです。
ですが、さくやが孝介に惹かれる理由が、天女が青年に惹かれていたことからくる遺伝的な恋慕であると思うと、禁忌のような間柄ではなく、幾年月を経た壮大なロマンスなんだと感じられますね。
ただそれが、それを求めた者たち自身で再現できてないところに、憤りを感じますが。




【シンセミア】
タイトル画面からさくやが消える演出には、初見だとマジビビりました。
さらにロード不可とか、最終セーブポイントと知らずにラスボスに臨んでしまった時の気分でしたw
でも、ロード不可かと思いきや、普通にできた時のがっかり感
これまでのまとめのような役割も果たしていたこの√。
クライマックスだけあって、大事になっていましたね。
ミズチやサンシにヌエと、大物人外たちも出てきて場を盛り上げていました。
それでも、バトルなんてものはなかったのは、この作品が伝奇ものでありながらも、基本は人の想いの丈を綴る物語だったからなのでしょうか。
バトルなくて、個人的には良かったと思います。

昔話の時にも思いましたが、さくやの想いが自分だけのものではなく、羽衣による過去からの怨念めいた想いであることに絶望しますね。
しかし、それを受け入れたうえで、さくやが抱く想いは、天女が抱くものとは別物であることを、二人だけの思い出から引き出すあたりは感動モノでした。
水難事故の真相も、ミズチが起こしただけ、と他の√では素直に納得していましたが、その原因となったのはさくやだったと知ったときは、どこまで伏線を張り巡らせているのかと驚きました。
こういった、いくつもの真相と謎が見事に絡み合い、謎解きを楽しみ、過去を知ることで現在を乗り越えるときの感動が、この作品の最大の魅力なのでしょう。




『総合』

全部終わった後のタイトル画面がまたなんとも良い味出してます。
100%達成記念があったことが嬉しかったです。
フローチャートやフラグメントなんて奇抜な方法が取られている上に、けっこう長めのシナリオだったので、達成感を味わうことができました。
ヒロインが4人と少なめにもかかわらず、これだけ楽しませてもらえたことに感謝。
というか、4人だからこそ、長いにもかかわらず、これだけ密度のあるシナリオになったのだと思いました。
トゥルー√の他に、各キャラ毎に別の√がありますが、この作品には、バッドエンドが少なかったですね。
いや、捉えようによってはバッドではないと言うだけで、バッドエンドなのかもしれませんが、その先にも希望のようなものがあるのではないかと思わせる終わりなので、バッドエンドとは呼びにくいですね。

そういえば、この作品エロゲアワードかなにかで大賞でしたね。
確かにそれだけの面白さはあると思いますが、個人的には素晴らしき日々の方が好みでした。
とはいえ、こういう伝奇モノで、人の想いと過去を記憶として引き継がせていくといったテイストの作品は好みだったので楽しめました。
十分オススメできる作品となっていました。












合同FDが出るそうなので、それまでには積んでるコンチェルトノートを崩さねば!
ああ、でも&が出るから当分できそうにないかも


  1. 2012/03/29(木) 13:34:07|
  2. ゲーム
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 ドラマCD付限定特装版 (ガガガ文庫) 感想

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 ドラマCD付限定特装版 (ガガガ文庫)やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 ドラマCD付限定特装版 (ガガガ文庫)
(2011/11/18)
渡 航

商品詳細を見る


誤解とは、始まりが誤っているからこそ、解きほぐすことが容易ではないが、それを解いた先できっと笑っていられるはずだ、というお話


前回の引きからシリアスな展開を期待していた今回。
意外にも、二人の誤解はあっさり解くことができました。これから結衣は八幡に積極的にアタックを仕掛けていくのかどうか気になりますね。
雪乃と奉仕部の距離感といったことや、あの正反対の姉の存在といった、彼女についてまだ知らされていない葛藤と言った部分が、これ以降でどう八幡の行動と絡むのか、期待。

雪乃といえば猫好き、という属性があまりにも強くなりすぎた今回。
だからこそ、冷徹な彼女の新たな、そして弱い一側面が強調されていて、素晴らしき可愛さを表していました。これがギャップ萌えってやつか!


それにしても、戸塚かわいいなー。
こういう男の娘キャラは、どうにも外見は女だけど中身は男、という譲れないコンセプトがあるわけですが、戸塚に至っては間違いなく女の子でしょ。もう男の娘とかいう存在でなく、戸塚を早く女の子にしてください。こち亀のマリアのように。
他作品の男の娘とか目じゃないくらいに戸塚かわいいよ!あの小動物じみた人懐っこさと、警戒するような怒り方が、小さい体で威嚇する猫のような可愛さをもっていて、もうあまりの眩しさに戸塚の台詞だけ録音したCDを発売してほしいくらいですよ。
そんなかわいい戸塚だからこそ、今回のプリクラ回は悶えましたね。空気クラッシャーによる攻撃を、いともたやすく修復したあの素晴らしきほのぼのオーラには、思わず八幡に嫉妬しました。
リア充?爆発しろ

そして、空気クラッシャー材木座は、彼は彼で、今回ちょっと成長したように思えましたね。
想いは軽いし、実力も伴わない、そのくせ口先だけは達者な彼を、コテンパンに打ちのめした遊戯部には拍手を。
好きだからやる。これに間違いはないでしょうが、これだけでできるほど甘い仕事は存在しない。
好きだから、というのは原動力のようなもので、仕事をこなすためには、豊富な知識と経験に裏打ちされた消費者に面白いと思ってもらえる、客観的な魅力がなくてはならない。
ただ自分の妄想を垂れ流すだけなら趣味の世界です。
そのことを、材木座のような時期を経験したのだろう遊戯部の二人から語られるところに、妙なリアリティと説得力がありました。
そして、それを真摯に受け止めたからこそ、材木座はクリエイターの職を目指すにあたり、一つの壁のようなものを超えた…のならいいのになーw

しかし、そんな彼以上にかっこよかったのは、やっぱり主人公。
パンイチで「負ける気がしねぇ」には惚れ惚れしますね!
ぼっちぼっちと自らを蔑んでる彼ですが、そんな最底辺を経験しているせいか、どうにも人の扱いがうまいというか、会話はまともにできているような気がします。
さすがプロのぼっちは経験豊富だわ。



ドラマCDの方では、誕生日の主役だからか、結衣が輝いていましたね。
周りに振り回される姿や、積極的に八幡に近づこうとして空回りしたり邪魔されたりする姿がとても可愛いです。
おバカはおバカなりの悩みを抱えるわけですね。
それにしても、このバレバレな気持ちを伝えるのはいつのことになるのでしょうか。

テーマソングがすごくツボにはまってしまって、お気に入り登録してます。
二人ともええ声しとりますな。

さてさて、地味に出てくる小町ですが、小町のターンはいつになればやってくるのでしょうか?次ですか?次の次ですか?もしかして、今回のエプロン姿がそうだなんて言いませんよね?
小町フェイズカモンっ!







…おい!誰だ今平塚先生の悪口言ったの!先生は行き遅れてるんじゃない、周りの男が先生についてこれてないだけだ!先生は悪くない!


  1. 2012/03/27(火) 21:44:54|
  2. ガガガ文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

6―ゼクス (電撃文庫) 感想

6―ゼクス (電撃文庫)6―ゼクス (電撃文庫)
(2012/02/10)
来楽 零

商品詳細を見る

自分が善だと思っていた行為が、本当に善なる行為であるかは、相手の捉え方次第であるというお話

設定からして好みでした!
過去にマッドサイエンティストに拉致された少年少女たちは、人体実験の末に身に付けた超能力を持って日常へ戻った。
しかし、その能力を持つことで彼らの世界は一変し、ある者は積極的に行使し、ある者は無理やり押さえつけていた。
そんな実験の被害者の少女に出会った少年は、人体発火という不思議な事件に巻き込まれる。
その事件を担当する女刑事は実験の被害者で、少年が出会った少女が、事件の犯人ではないかとアタリをつけ、調査を進めていく。
しかし、捜査の先では、思わぬ事実と過去のしがらみが待ち受けていた!


異能バトルものっぽい設定ではありますが、バトルなんてありません。
ただ不思議な現象が起きて、その原因が超能力者であるというだけです。
その超能力も、地味なものが多くて、派手さにはかけますが、異能を通じたキャラクターの心理と特徴が魅力的な作品でした。
常人にはない異能を持てあます花姫や、有紗。
それとは反対に、異能を楽しむ土岐。
こういった、同じ被害者でも考えが違うところが、人が持つ世界の形の違いを教えてくれます。
彦馬は彦馬で、凡人と言われながらも、ゼクスの人たちを引き寄せるような特徴である、人の心に入り込む性質がどんな伏線なのか楽しみです。
それは、皇士の印象と重なり、顔もそっくりという点が、これからどう活かされるのか期待して待つ!

序盤はなんだか映画に出てきそうな展開でしたが、マンションから花姫たちが消え去る辺りから面白くなってきます。
独房のような研究所で閉じ込められているだけのはずの土岐の存在感が半端ない。
マインドコントロール系の能力は、どうしてこうも心揺さぶられるのだろうか。あ、マインドコントロールだからか
黒幕はなんとなく予想してましたが、最期のやり方には、もっと違う方法はなかったのか悔しくなります。
あの人は悪くはなかった。ただ、方法を違えただけなのに、そういう悲しみがあります。


まだゼクスと呼ばれる6人の能力者全員が出てきたわけではありません。
名前はちらっとでましたが、この先どんな能力者が出てきて、その人たちはどんな葛藤を抱えているのか、そして主人公とどう絡んで行くのかを楽しみにしていきたいと思います。







世話焼き幼馴染に、清楚系の女の子、イケメン親友に爆乳ハツラツお姉さんやダンディー刑事などなど、脇役も魅力的過ぎだろ!


  1. 2012/03/26(月) 00:09:20|
  2. 電撃文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ペイルライダー (ガガガ文庫) 感想

ペイルライダー (ガガガ文庫)ペイルライダー (ガガガ文庫)
(2011/12/17)
江波 光則

商品詳細を見る


やられたからやり返す。そんな単純なことが複雑な事件に発展するお話。

重たいストーリーでした。
もう主人公の語りからして重苦しい。
しかし、それだけに歪んだ世界の汚さがよくわかる。

転校した高校の進学クラスで、推薦を得るために学生の弱みを密告するほど推薦に近づけるシステムが暗黙の了解になっていた。
それを気持ち悪く思うヒロインに促され、主人公はそのシステムの破壊に加担する。
しかし、クラスメイトの隠された秘密を暴露したことで、思わぬ事態に巻き込まれていく。


話が学級内で完結するものかと思いきや、主人公の過去もひっくるめたスペクタクルになっていて、あれ?
クラスメイトの抱える秘密が秘密なだけに、話が学校から出るのは仕方ないですね。
そこに過去の清算を絡めるやり口が自然。
最終的に、密告制度はなくなり、主人公に近しい人ができたことが、すっきりした終わりだったことが印象的。


主人公の歪んだ性格と、達観したような考え方が特徴的。
ぐちゃぐちゃした過去を誇る彼が、今回のようなケースは初めてだったことが、結末の結果なんだろうな。
主人公に隠れがちだが、ヒロインの異質さも、小さいながら確実におかしさを表していて、気持ち悪い。
静かで、会話もないクラスを想像すると、それも気持ち悪い。
でも、そんなダークな雰囲気を全体的に漂わすからか、重く、読んでいて苦しくなりながらも、読み進めてしまう面白さがあった。

スプラッタ表現とはまた違った、もやもや感を覚える内容だった。
だからか、主人公の語りが若干くどいように思えたことは残念。

ぽっちゃり系主人公は、アクセル・ワールドくらいしか知らないので新鮮でした。
章のタイトルは映画のタイトルなのかな?







こんな青春送らなくてホッとした。


  1. 2012/03/19(月) 23:39:21|
  2. ガガガ文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

明日から俺らがやってきた (電撃文庫) 感想

明日から俺らがやってきた (電撃文庫)明日から俺らがやってきた (電撃文庫)
(2012/02/10)
高樹 凛

商品詳細を見る


未来は一つしか選べないから、自分の信じる道を進むしかないお話

悩み多い年頃の選択って、後から後悔することが多いですよね。
ストーリーは、未来から二人の自分がやって来て、どれだけその未来が暗いものかと教え、もっと良い未来へ持って行こうとしまう。
そんな未来からの助言を聞きながら、主人公は自分の進路を決めます。
そこには、未来からの助言だけでなく、ヒロインの後押しもありました。
ヒロインも同じ悩みを抱えており、二人の仲は深まり、主人公は自分の想いに気付いて、といった具合です。


SFの皮をかぶった青春ラブコメでした。
未来を題材に捉えているのに、その設定を深く掘り下げていないところが、若干気にかかります。
ですがその分、先を見据えるシリアスな場面には気合が入っていました。
それに、ラブコメ分やコメディで補ってある感じです。

未来の主人公たちは面白い性格をしていて、そんな二人が話しているのは楽しかったです。
ヒロインの子も、クールだけどかわいい性格、というギャップがよかったです。

主人公の選択は間違っていたのか正解なのかはわかりませんが、彼自身は納得のいくもので、ちゃっかり彼女まで作ってます。
最後の方はクライマックスなだけあって、読み進めることができましたが、それまでの中だるみ感が強いです。

妹のフラグ立てる意味はあったのでしょうか。

でも、この作品が伝えたい、過去をやりなおせるとしたら、ということについては、考えさせられるものがありました。
どんな道でも苦労はあるし、それだけ良いこともあります。隣の芝生は青く見えると言いますが、足元の芝生も誰かから見ると青く見えるのではないでしょうか。
ともあれ、未来に楽しみを見つけることは出来るのだと、教えてもらった気がします。






高瀬チョップを食らってみたいな。


  1. 2012/03/17(土) 16:45:00|
  2. 電撃文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ゴールデンタイム〈4〉裏腹なるdon’t look back (電撃文庫) 感想

ゴールデンタイム〈4〉裏腹なるdon’t look back (電撃文庫)ゴールデンタイム〈4〉裏腹なるdon’t look back (電撃文庫)
(2012/03/10)
竹宮 ゆゆこ

商品詳細を見る


過去の自分に怯えてたのは自分だけじゃなかったからこそ、「今」いる彼女を離さないために、過去を切り離すお話。

相変わらずのバカップルっぷりにひびが入った今回。
幽体離脱のように俯瞰していた多田万里を認識した万里が悩み苦しむ様を、ドロドロのグチャグチャに描かれていました。
香子は香子で、やなっさんに見せていたような重い女っぷりを遺憾なく発揮しておりました。
通常ならうざったいそんな反応も、終盤では健気な女の子のように思えてくる、マジックが施されていました。


それと、これまで要所要所で現れたNANA先輩が今回も何気にきっかけを作っていて、この名脇役は素晴らしい、と思いました。
前回の引きがアレなだけに、どちらの√を選択するのか楽しみにしていた今回でしたが、万里は「今」を選びましたね。
過去の情動に突き動かされたくなっても、それは過去の自分のことだと割り切れたらどれだけ楽か。
それは過去のことで、それは記憶を失う前のことで、今の自分はそのことを覚えていなくても、自分は「自分」でしかいられない。
そういった葛藤が、万里の今の気持ちを揺り動かしていて、その様が切なく、それでいて激しく描かれていました。

今回もおバカパートのギャグは楽しかったですね。
二次元くんは、二次元のくせになにげにコミュ力あって妬ましい。
サークルの先輩たちも、すっぱい青春を送っているのだろうか。いや、あのリア充グループに限ってそれはないか。
そして今回のある意味一番の見せ場であるパーリーナイッ!はカオスですね。
ゲイとか変態とか、そういうちゃちなもんじゃない、もっと恐ろしいものの片りんを感じたぜ。


そして、そんなおかしな場面があるから、シリアスも際立ちます。
お見舞いの時の香子の嫉妬や、健気に万里に付き添う姿が、これまでの高圧的な態度を思い出すと別人のように思えます。
そして、終盤の夜通しで万里を探し、心配するメールの数々に、すこしウルっときた。
そんな香子のことを想い、後悔する万里もまた、良い味を出していました。
すれ違い、終わるかと思えた二人も、これを期に、新しいスタートを切ることになったが、まだまだ先行きに不安は残ります。


数年前のあの夜に、リンダが万里に言った言葉の真意や、幽霊万里の行方におまけんの発表など、まだ波乱を呼ぶ要素はたくさんありそうですね。
この先、君町みたいな振って振られてみたいなラブコメになるのか、これからの展開が楽しみです。








岡ちゃんの出番少なくて残念だわ…下の花的意味で


  1. 2012/03/15(木) 19:58:40|
  2. 電撃文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

RAIL WARS!―日本國有鉄道公安隊 (創芸社クリア文庫) 感想

RAIL WARS!―日本國有鉄道公安隊 (創芸社クリア文庫)RAIL WARS!―日本國有鉄道公安隊 (創芸社クリア文庫)
(2012/01)
豊田 巧

商品詳細を見る


インターン制度で鉄道会社に試験入社したら、事件に巻き込まれていたお話。

国鉄が分割民営化されなかった場合の、ifストーリーを書いた作品でした。
自分が電車を使い始めたときには、すでに国鉄ではなくなっていたので、昔はこんなことがあったのか、という思いで読みました。
もちろん、ここに描かれていることが、そっくり昔にあったことじゃなく、フィクション混じってることはわかってます。
ただ、現在、分割民営化された鉄道会社そっくりの名称で、テロ組織をつくられているところに、皮肉を感じて面白かったですw
組織名<RJ>てw

鉄道を専攻している学校に通う主人公が、さらに国鉄の専門学校を経て、OJTを受けることになります。
その後は、専門学校で出会った友達と同じ職場になって、事件に巻き込まれて~といった具合です。


個人的には、国鉄の内部事情や敵対テロ組織の主張などといった思想対立をもっと取り上げてほしかったですね。
とりあえず言っていることは、赤字とお客様どっちとるの?ってことだけでしたから。
正社員のお話でもないので、そういった路線に持っていくことは難しかったのかもしれません。


とはいえ、設定はとても面白いものでした。
舞台設定が2012年だったので、こんな現在もあったのかもしれないな、と思わせてもらいました。
それとイラストですね。
これによって購買意欲が3割増しになりましたw


キャラクターについては、いい味出してる気がしました。
でも、テロ組織のお姉さんがホント脈絡もなく繋がりも薄いエロネタ挟むので、色気が半減していました。というか冷めました。
主人公の高校の女の子も、どこかで関わってくるのかと思いきや、前半だけで出番終了でしたし、キャラの無駄遣いが多い気がします。
MOTTAINAI!

他の魅力は、鉄道についての知識が書かれているところです。
蒸気機関車や、東京駅を利用する車両の描写など、鉄道ファンならわかるネタなどが多かったのではないでしょうか。
残念ながら、鉄道ファンではないので新幹線のフォルムがなんとなくわかるくらいでした。すいません…








現代の鉄道会社がこんなに物騒なわけがない!


  1. 2012/03/14(水) 12:06:21|
  2. その他のレーベル
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

エスケヱプ・スピヰド (電撃文庫) 感想

エスケヱプ・スピヰド (電撃文庫)エスケヱプ・スピヰド (電撃文庫)
(2012/02/10)
九岡 望

商品詳細を見る


取り残された者たちが、これから自分の進む道を見つけるお話。

大賞作品ということもあり、面白さは保障されてると思います。
舞台は戦争によって荒廃した昭和と近未来を合わせた日本のようなところが、復興されることなく続いた先。
冷凍カプセルで眠っていた人々が、20年の眠りから覚めて、終戦した土地で生存者を捜しながら生きていく。
その過程で、ある女の子が戦争の時に恐れられていた兵器を覚醒させる。
その兵器でもあり、兵器を操る男の子との遭遇で、物語は進んで行きます。


とにかく、主要なキャラクターの背景が丁寧に作り込まれています。
主人公にも、ヒロインにも、ジジイや親友の女の子やリーダーの男にも。
誰もが何かしらの過去を背負い、生きていく姿が描かれています。
この過去がしがらみとなり、未来を見ることができないヒロイン。
自分が兵器ゆえに、敵のいなくなった未来を想像できない主人公。
この二人の未来に対する不安を、周りの人や、敵を通じて、払拭し、前に進もうと決心する変化の過程がわかりやすく描かれている。

さらに、戦闘シーンは迫力があるというよりも、息を飲む戦いだった。
敵も主人公も高機動型の兵器であり、1秒を争う戦いは手に汗にぎる。
圧倒的なまでに劣勢な主人公が、何度も敗戦を乗り越えることで、最後の勝利がより映えるものとなっていた。
というか、蜻蛉様チートすぎるw

壱号と九号以外の鬼虫が、少ししか出ないけど良いキャラしてることがわかりきっていることが惜しい。
柊なんかも、思い出の中にしかいないから出番が少なくて残念。
終わり方から続刊は難しいかもしれないが、鬼虫が活躍していた戦中の話を刊行してほしい!

それと何よりこの作品で一番かっこいいのは伍長。
叶葉を残して行くことを覚悟し、叶葉の行く末を心配して去るときの言葉がかっこいい!
花魁買う心意気もかっこいい!
とにかくかっこいい!
…思い出にしか出てこないけど


世界観もキャラクターも締めも、すべてきっちりされていて、疑問に思うこともなくすんなり読むことができました。
終わり方がアレなので、このまま続刊はないのでしょうか。
シュガーダークみたく、大賞作品は一巻で終わるオチは嫌ですよ。







蜻蛉様、元からチート性能なのに努力できることがさらにチートですよ。


  1. 2012/03/12(月) 21:51:28|
  2. 電撃文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ボンクラーズ、ドントクライ (ガガガ文庫) 感想

ボンクラーズ、ドントクライ (ガガガ文庫)ボンクラーズ、ドントクライ (ガガガ文庫)
(2012/01/18)
大樹 連司

商品詳細を見る


臆病で、自分勝手にやって、だけど素直になれない、酸っぱい青春のお話。

一気読みしました。
時代遅れの田舎だからこそのストーリーのように感じました。
ヒーローごっこで満足していた映研部の二人が、本格的な技術を持つ女の子を乗せて、映画作りの励む。
しかし、その過程で主人公は女の子に惚れて、親友もまた惚れているのかもしれないとわかる。
女の子は女の子で、トラウマというかコンプレックスをもっているから話はこんがらがって…。

何か一つのことを成し遂げようとして、順調にいくはずなのに、どこかで綻びが出てしまう。
こんな物語大好物です!
大半は、なんとか全員が何らかの納得をすることでハッピーエンドになりますが、このお話ではハッピーになる人は誰もいません。
ただ、それまでと同じ日々に戻る人が二人と、諦める決意をした人が一人いるだけでした。
主人公が脇役ポジだったせいか、こんな終わり方になり、その先のことも想像に任せるようなことでお茶を濁していました。
でもそれは、諦めてしまった主人公から語るべきことではなかったのでしょう。
ヒーローは救った相手のその後については何も知らないものですから。


キャラクターはしっかりと掘り下げられていてよかったですね。
破天荒なカントクはともかく、肇と桐香の心情や、コンプレックスなどを通じて、彼らが起こす行動の理由が明確になっていたのはすんなり納得できるものでした。
とりあえず、桐香の気丈なところと押しに弱いところのギャップが素晴らしかったですね!
肇も自分がしていることをやめたいのに、やめられない。そんな悩みが実に酸っぱいですね。

松乃先生はとりあえず天上の人というところが徹底されてましたから、そういう人なのだと思うと、他のことの説得力も増しました。
田亀先生、実は典型的なジジイの性格なだけで、教師らしい性格だったことに、身近さを感じました。


こういった青春ものは、面白くあり、読み終わると清々しくなるのですが、今回は終わり方が少し悲しいので、他の青春モノとはちょっとちがった読後感を味わいました。
自分のことで決して泣いてはいけないよ。ヒーローは。







俺の高校にも美人の女教師が来てほしかった


  1. 2012/03/10(土) 17:46:48|
  2. ガガガ文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

恋物語 (講談社BOX) 感想

恋物語 (講談社BOX)恋物語 (講談社BOX)
(2011/12/21)
西尾 維新

商品詳細を見る


嘘つきな人たちの本音とコイバナが明かされるお話

物語シリーズもセカンドシーズンが今回で終了ということで、当面の最大の困難は乗り切った感じです。
語り部が貝木だったことには誰しもが予想を裏切られたことでしょう。
それでも、今回もというか、今まで以上に味のある語りだったのが面白かったです。

ラスボスさんもラスボスらしい実力を持ちながら、元がただの女子中学生だったことが幸いし、どうにか最小限の被害で決着をつけることができて、収まりはよかったのかと思います。
あやとりやお酒の話を聞いてるときに、どこか似たところのある二人が仲良くなっているのではないかと思いながら読みました。
撫子の他人からの評価が彼女を彼女として形作っていたことを思うと、確かに誰しもが彼女を「可愛い」と決めつけていた気がします。
阿良々木さんも撫子のことを、「可愛い」子と決めつけている節がありましたしね。
それを見破っていた羽川はやっぱり本物なんだろうな、と感じたり。
知ってることだけ、というフレーズも久しぶりに見た気がしました。

貝木がガハラさんに抱えていた想いは、果たして恋だったのか。むしろそれは愛情に近いものだったのかもしれませんが、好きな子にいたずらしたい気持ちというものはあるから、やはり恋だったのかもしれません。
しかし、大人な貝木がガキみたいな恋をするとも思えないので、やはり愛情のほうが近いような気がします。
語り部が貝木ということで、彼の知られざる一面なんかも次々判明し、詐欺師としかしられていなかった彼の側面を知ることも、今回の読みどころではないでしょうか。

撫子の本音を引き出した貝木は、やはり口が達者だったのでしょう。今回は貝木の口の達者ぶりと性格が最大の魅力ですね。


というか、ガハラさん出番が少ないうえに、貝木としか話していないので、もっとガハラさん分が欲しかった!



ラストは謎を残して終わらせるやり口に、ファイナルシーズンへの期待をせざるを得ません。
扇ちゃんの正体や、臥煙さんの思惑だったり、阿良々木さんは無事卒業できるのか、など、まだまだ回収されていないことは山積みです。
あと3冊、しっかり追っていきたいと思います。
…さすがにこれ以上続刊はないですよね?










鼻眼鏡のガハラさんの映像化をはよ!



  1. 2012/03/09(金) 22:11:25|
  2. 講談社BOX
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ココロコネクト ユメランダム (ファミ通文庫) 感想

ココロコネクト ユメランダム (ファミ通文庫)ココロコネクト ユメランダム (ファミ通文庫)
(2012/02/29)
庵田 定夏

商品詳細を見る


正否を決めるのは自分であるが、正否を判断するのは他人であるから、自分の信念にケジメを持とう、というお話。


いつも最初に書く、~~お話、というのは意外としっくりくるものが出ないものです。
特に今回なんかそうでした。
これまで現象に左右されてきた文研部でしたが、今回はその現象を5人が扱う立場に立たされました。
これは前回の千尋の時と似ています。
このような形式になったのは、千尋の件で笑った<ふうせんかずら>が、似たようなことを起こせば面白くなる、と考えたからかもしれません。
とりあえず、現象が起こればどこかに綻びが生じるのは毎度のことです。
太一と唯、稲葉と青木が対立するような形になり、中立の伊織が悩める人たちの相談役になる、という感じでした。


正解不正解の判断が、善し悪しの判断と被っているところがそもそもの間違いだったんでしょう。
何事も人の価値観というものによって、物事は左右されます。
だから、一概に誰かの行動が間違いや正解と言えるものではありません。
人を助けるために、どうしても人を殺す必要があると、その行為は誰にとって善であり、悪となるのか。
臨機応変に考えていこう、なんてことはできません。その時はそうするしかなかった。そんな言い訳じみたことは誰も考慮しません。誰もが求める正否の判断とは、普遍的決定であり、一種の法律のようなものですが、その法律すらも、なんらかの善悪の判断の下に成立しているのです。ですから、ある行為はどんな時でも正しい行為、とはならないのではないでしょうか。
と、自分でもよくわからなくなってきたのでやめます…。


とりあえず、見どころは主人公の成長でしょう。
これまで自分はこういう「自分」だから仕方ない、と自分を受け入れ過ぎていました。
しかし、それでは何事も諦めていることと同じです。
それに気付いた主人公が、「自分」の殻を破って、自分の目指す道を進路調査という形をとって表明したことが、読みどころでしたね。

それと、今回、ようやく1巻から続いていたことにいちおうの終止符が打たれて、ひと安心しました。
紹介文でネタバレくらってた気分でしたが、読んでみると二人の真剣さがわかりやすく描かれていました。

青木の芯のぶれなさや、稲葉の心配性な部分も強調されてて、キャラクターの個性と言うか信念みたいなものがキッチリ決められていてわかりやすいな、という印象があります。
伊織は出番が少ないですが、それだけ見せ場は濃いですね。
これまでの現象で一番成長し、経験を積み重ねた伊織だからこそ、4人の対立の間に立とうとしたのかもしれません。



今回も大変楽しませてもらいました。
確か作者の方が哲学科かそれっぽいところの出身だったと思います、だからテーマが意味深で考えさせられるものばかりなのでしょうか。
短編挟んだ次の本編が最後とは、寂しくなります。
つい最近本編終わっても続刊が3冊あるラノベとかありましたけど。まあ、無駄に長引くよりはいいですね。
キレイに終わってもらえるために必要なだけの巻数があればいいということで。







地味に円城寺がかわいかったのがポイント高いです!(小町的には


  1. 2012/03/06(火) 23:37:26|
  2. ファミ通文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録10 (富士見ファンタジア文庫) 感想

生徒会の十代  碧陽学園生徒会議事録10 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録10 (富士見ファンタジア文庫)
(2012/01/20)
葵 せきな

商品詳細を見る


夢が叶うと同時に、日常がなくなるお話。

生徒会シリーズも長いこと続いてましたが、今回で本編は終了。
これまでチャラけた雰囲気と少しのシリアスで進んできましたが、今回はシリアスの方が重視されてましたね。
まあ、テーマが卒業だっか当然と言えば当然。
これまでのことを振りかえったり、これからの生徒会に何かしてやれることは、とかそんな卒業によくありそうなことを書かれていました。


そんなことより、ハーレムは結局どうなったのかのほうが気がかりで仕方なかったですけどね!
結果として、ハーレムは築けたようで、この作品の終わりとしては妥当でしたね。
ただ、ハッピーエンド臭くてあれ?って感じは否めません。
個人的にはもっとこう、傷が残るような感じがあればいいのになーとか思うのは心が荒んでいるからでしょうか?
そんなことは置いといて、明るく駄弁るだけの生徒会なんで、無理やりシリアス調にしすぎるのもよろしくないんで、これくらいがちょうどいいのかもしれません。
それと、1冊まるまる卒業に使ってたんで、内容が薄くなってる印象が強かったです。


金襴はまだ未読ですし、あと短編と続編が3冊くらいでるらしいので、ちょっと長引きすぎだろ、と思ってしまう…。
二心くらいのときは夢中で読んでたんですが、あの頃が懐かしくなってきます。
六花くらいから失速というか、シリアス入り始めて空気の変化についていけなくなりそうでしたが、駄弁る内容は面白かったので読み続けました。


卒業の言葉とか、イイハナシダナーって感じはしました。
ラストのヒロイン回りと卒業式の演説が今回の最大の魅力ですね。
それと杉崎の決心とか。
残されるものと残すものの話をもっと詳細に書かれていれば…。
まあ、一人称視点の時点で杉崎の話なのは仕方ないですね。





エロゲみたいにマルチエンディングは選べないので、ハーレムエンドだとわかりきっていたはずなのに、この消化不良感はなんだろう。
シリーズ読み直したら変わるのかもしれない。



  1. 2012/03/04(日) 20:19:15|
  2. 富士見ファンタジア文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

Getchu.com 美少女ゲーム大賞2011 結果発表




よく評判を聞く作品がたくさん受賞していました。

自分がやってるのは少なかったんですが、積んでるのはたくさんありました…
積みゲー許すまじ!
頑張ってくずします。


総合、シナリオはホワルバ2がトップですね。
やってる人の批評見てると、すごい高評価なこと多かったので、そううなんだろうな、と思うだけです。
葉っぱ作品全くしてないので、今度調べてみようかと思ってます。

ユースティアは発売日に買って早速やったのでわかりますが、ダークなテーマを盛り込んだ、それまでの八月作品とは少し違ったテイストで面白かった印象が強いです。
総合、シナリオ共に2位ということで嬉しい結果でした

あとプレイした作品はカミカゼしかないので、そのことについて。
他の作品はやってないのでわからないんですけど、予想通りのエロ部門一位ですねw
あれはホントヤバイかったです。
沙織先輩とか痴女以外の何者でもなかったですw
他のヒロインもそれはそれでヤバかったですねw
結果総合3位ということで、去年の話題性からいけば妥当な順位なのではないかと思ってます。



あとは、恋0やグリカジ、恋ではなく、いろセカ、ワルキューレ、リライトとかすごいやりたいんですけど、お金と積みゲーの関係により出来てません…
とりま、今やってるシンセミア終わらせるように頑張ろう



今月は&も発売ですし、やっぱり積みゲーが溜まっていく未来しか見えない現状に呆然としてしまう…



  1. 2012/03/03(土) 20:00:08|
  2. ゲーム
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

プロフィール

けーけんち

Author:けーけんち
→Twitter
→読書メーター
ラノベとゲームの感想を中心に気ままに更新しているブログです。
※備忘録としても使っているので、ネタバレを含む内容となっているところがあります。
文章がおかしな点が多々あるとは思いますが、勢いだけで書いているので見逃してください。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
電撃文庫 (32)
ガガガ文庫 (17)
ファミ通文庫 (19)
富士見ファンタジア文庫 (8)
角川スニーカー文庫 (10)
集英社スーパーダッシュ文庫 (6)
講談社ラノベ文庫 (8)
GA文庫 (6)
星海社FICTIONS (9)
講談社BOX (3)
メディアワークス文庫 (4)
その他のレーベル (16)
ゲーム (7)
アニメ (2)
その他 (5)

カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新コメント

最新トラックバック

RSSリンクの表示

応援

ライトノベルBESTランキングウェブアンケート
『‘&’-空の向こうで咲きますように-』 真剣で私に恋しなさい!S

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。