経験値がほしい

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

冴えない彼女の育てかた 4 (富士見ファンタジア文庫) 感想

冴えない彼女の育てかた 4 (富士見ファンタジア文庫)冴えない彼女の育てかた 4 (富士見ファンタジア文庫)
(2013/07/20)
丸戸 史明

商品詳細を見る


仲間が増える、お話


【簡略ネタバレストーリー】
 そこそこ順調に製作が進む中で、スクリプトを打てる人材がいないことに行きつき、やることのない加藤が自薦するも、結局は倫也がやることになる。
 そんな倫也が帰宅すると、従姉妹の氷堂美智留がやってきた。彼女は何でもそつなくこなせることができ、彼女が通う女子校ではバンドに取り組んでいた。それも本気で。そこで親に資金援助してみたものの、断られ、倫也の家に家出して来たのだ。
 視聴覚室でスクリプトを打つ倫也に、美智留からメールが届いた。それを偶然見つけた恵によって、なし崩し的に英梨々と詩羽にもばれてしまう。
 ある日、倫也は家で練習をする美智留の演奏に聞き惚れ、美智留にBGMの作成依頼をするも、もちろん断られる。
 美智留は倫也の知らないところで、すでに親の妥協を引き出していた。その中に、マネージャーとして倫也をつけることが含まれていた。けれど、倫也もゲーム製作で忙しいと断る。
 二人の要求はどちらも承諾しかねるものだった。
 このことを恵に相談しようとした倫也は、恵が隠れて作業していたスクリプトによるゲームの進行度を見せられて、心打たれると同時に、ボロクソになじられてしまう。
 そこで恵を呼び出して謝った。さらに美智留の曲を聴いてもらい、そこで打開策を見つける。
 倫也は美智留のマネージャーになることにした。他メンバーとの面談や演奏のための箱を見つけたりと、頑張ったのだ。
 そして本番直前、美智留は憤慨した。なぜなら衣装がコスプレだったからだ。
 もともと、他メンバーの森丘藍子、姫川時乃、水原叡智佳はアニソンバンドだったのだ。客ももちろんオタクたちだ。
 倫也の説得と、手引きもあり、ライブは成功した。
 この熱狂を知ってしまった美智留は、倫也の懇願もあり、これからも倫也がバンドのマネージャーを務めることで、BGMを担当すると約束するのだった。
 ライブの帰り道、英梨々と恵は、互いに名前で呼び合うようになった。




【感想】
 今度のヒロインは従姉妹でしたか。
 あれですね、従姉妹って妹の次に近くて遠いヒロインですよね。でも、いとこ同士は結婚できる、っていう完璧な負けフラグが立ってしまう先天的サブヒロインでもあるんですよねー。
 しかもその従姉妹である美智留が元気系クールビューティーだったところは個人的にポイント高いですよ。活発というか、開放的というか、そういった少しサバサバしたところのあるキャラって好みなんですよね。ちょとタイプは異なりますが、『紅の豚』のフィオとか、『神のみぞ知るセカイ』の歩とかもいいですよね。
 物語自体としては、着実に英梨々√に暗雲が立ち込め始め、詩羽√は徐々に進行し、恵√がやっぱり本命ですね。ようやく恵に萌えられるようになってきた倫也ですし、三つ巴から一騎打ちになっていくのでしょうか。
 話は進んでいないようで進んでいますね。夏コミ終わったら物語も終わってしまうんでしょうか?

 



あらすじ全然覚えてないのに書いたから、支離滅裂
スポンサーサイト
  1. 2013/09/08(日) 22:10:00|
  2. 富士見ファンタジア文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

冴えない彼女の育てかた 3 (富士見ファンタジア文庫) 感想

冴えない彼女の育てかた 3 (富士見ファンタジア文庫)冴えない彼女の育てかた 3 (富士見ファンタジア文庫)
(2013/03/19)
丸戸 史明

商品詳細を見る


彼の妹分と幼馴染が修羅場過ぎる、お話


【簡略ネタバレストーリー】
 放課後に恒例の視聴覚室で集まっていたのだが、今回は恵がいきなりポニーテールにしてきたということで、英梨々が喰ってかかっていた。
 英梨々はキャラがブレると主張するが、詩羽は恵を擁護して、口論は平行線のまま。そこへ、何気なく恵が自分の髪型はOKか?つまり似合っているかと倫也に聞いてしまい、うやむやのうちに終わってしまった。
 夏休み前日の終業式の帰り、倫也は恵に妹キャラの素晴らしさを語りながら校門へ向かっていると、語っていた通りの女子が校門から倫也に抱きついて来た。
 その少女は波島出海という、小学校時代に引っ越した倫也の年下幼馴染だった。英梨々と詩羽は馴れ馴れしい出海の出現に焦りながら、3人を遠巻きに観察していた。
 出海が倫也に会いに来た理由は、自分のサークルが夏コミにサークル参加するので、サークルチケットをプレゼントしに来たのだ。出海は倫也によってオタクの道へ引き込まれ、そのことを感謝していたので、その印にサークルチケットを渡したのだ。
 その後は全員帰路に就いたが、帰り道が同じ倫也と英梨々は探偵坂で、出海の兄であり元親友であるイケメン波島伊織と出くわす。
 伊織は倫也以上のオタクながら、同人に愛を持たない同人ゴロであり、それゆえに倫也から嫌われていた。伊織の要件は、伊織の大手サークルである「rouge en rouge」が英梨々獲得に動くということを伝えに来たのだ。
 英梨々引き抜きに焦る倫也だったが、それとは別に英梨々の新刊製作の手伝いと、ゲーム製作を行わなければならなかった。部室を使えない一同は、倫也の部屋に集まっていた。ただし、詩羽は来ていない。
 やることのない恵は、以前出海に熱く語られたリトラブをプレイしたいと言い出した。英梨々は何故か嫌そうにしていたが、恵がプレイし始めると、英梨々も倫也も画面にくぎ付けになる。英梨々は見入っていたことをはぐらかす様に、自分の豪邸で行われる花火パーティーについて喋ったりした。
 その日は全員泊まりとなり、恵が入浴している時を見計らい、倫也は英梨々に伊織のサークルに移籍するのか聞いてみた。すると英梨々はあっけらかんとそれを否定した。そして二人は伊織の悪口を肴に7年ぶりに笑いあった。
 夏コミ、出海が参加する二日目。倫也は恵を連れて出海のサークルにやってきた。出海の同人誌は表紙が白紙だったり、後半は鉛筆画のリトラブ本だった。装丁はひどいものだったが、その同人誌に惹かれるものを感じた倫也は、何やら準備を始めた。
 倫也がやったのは、後半を拡大コピーした看板作りだった。この効果により、出海の本は瞬く間に完売した。それだけ出海の同人誌は衝撃的だったのだ。
 完売後、外で休憩していた倫也の元へ、伊織がやってきた。以前伊織は出海の同人誌を蔑んでいたのだが、それはまだ中学生の出海をこの世界へ引き込みたくなかったからだ。伊織は、出海をいずれ自分のサークルに引き込むつもりだった。英梨々はそれまでの繋ぎでしかなかった。
 倫也が出海の元へ戻ると、英梨々がやってきた。英梨々は出海の本を読むと、本を突き返して帰ってしまった。倫也は怒って英梨々を追いかけた。その先で、英梨々は倫也に自分の本は出海の本に勝っているのか問いかけたが、倫也には答えることができなかった。
 その後、倫也は自室に引きこもってしまった。それを見かねた恵が詩羽を呼び出し、倫也から事情を聞きだした。
 そこで、英梨々の心の内を悟った詩羽は二人の仲直りのために、英梨々攻略シナリオを書き上げた。すると詩羽はすぐに寝てしまう。倫也は英梨々の元へ向かう前に、加藤にも感謝の言葉を述べる。すると加藤は、倫也の背中を押してくれる言葉を投げかけてくれた。
 その日、英梨々の家では外務次官などを招いた花火パーティーを行っていた。そこへ、英梨々の両親や招待客たちの協力を得た倫也は、英梨々と思い出のゲームであるリトラブのワンシーンを真似て、英梨々を迎えにやってきた。
 そして二人は母校である小学校へやってきた。そこで、英梨々は自分たちの思い出であるリトラブが、出海に上書きされたことを怒っていることを告げ、倫也は倫也で、小学校時代にオタクであることを二人してバカにされ、それでも自分はオタクという地位をクラスで築いたにもかかわらず、英梨々は隠れオタリア充になってしまったことに怒っていると伝えた。
 倫也は英梨々に謝罪を要求するが、英梨々は謝らない。なぜなら、英梨々も小学校時代に倫也と自由にしゃべれなくなって苦しい思いをしていた。なのにまた倫也に謝るという苦行をしたくないのだ。
 だから倫也も謝らない。出海や詩羽の本に惹かれたが、英梨々の本には惹かれなかったことを。
 だから仲直りは延期した。だけど、いつか英梨々が倫也をうならせた時、二人は仲直りすることを約束した。
 後日、それとは別に、英梨々は出海に謝罪した。ついでに、将来のライバルへ、今の実力差を見せつけるように、リトラブのフルカラーイラストをプレゼントした。それはつまり、英梨々が出海をライバル視している証であり、それを見かねた伊織は妹へプロデュースの誘いを申し出るのだった。
 そして倫也たちは、冬コミ申込用紙に、英梨々のサークルカットと、サークル名「Blessing software」を記入した。 




【感想】
 本編ですでにサブヒロインと明言されてしまった英梨々のお話でした。
 これまで明かされていなかった倫也との不和の理由もここで語られました。たしかに二人の仲が疎遠になる理由には納得できましたが、それでも謝らない英梨々の性格がかわいくもあり納得できなくもありました。ですが、だからこそ仲直りの約束ができたので、総じて面白い展開になったな、と思いました。
 英梨々とは別に、今回のキーパーソンの一人である、新キャラ出海。理想の妹キャラであり、主人公への好感度MAXから出発というチートキャラでしたが、やはり妹キャラは妹キャラでしかないんだろうな、と思わせるような立ち振る舞いでした。ラストも、英梨々を同人誌のライバルとしてしか見ていなかったところとかモロにそう思いました。
 後は、加藤がそのキャラ性通りに、地味ながら倫也の好感度をアップさせているところがニクイですね。主要キャラの倫也との距離感はけっこう描かれたと思うので、そろそろ個別√への道が見えてきてもいいのではないかと思いました。




扉絵のワンシーンがすっごく好きです


  1. 2013/05/21(火) 21:35:23|
  2. 富士見ファンタジア文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! 2 (富士見ファンタジア文庫) 感想

おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! 2 (富士見ファンタジア文庫)おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! 2 (富士見ファンタジア文庫)
(2012/04/20)
竹岡 葉月

商品詳細を見る


一人の少女を追い求めていたら両手に花になっていた、お話


【簡略ネタバレストーリー】
 かつて蛍がいたポジションである昂介の隣に、今は彗がいる。それが気に入らないクララは、ある決意を抱く。
 昂介のクラスでは6月の体育祭に向けて参加種目を決めていた。昂介は楽~な競技に出る予定だったのだが、体育委員である和歌田唱子によって元野球部の昂介はスウェーデンリレーに出場することとなった。一方、彗はムカデ競争に出場することとなる。
 放課後に第2図書室へ行くと、月穂や空美がハチマキを作っていた。良夜は手伝わされている。彼女たちは体育祭の競技に参加しない代わりに、こうした雑用を任されているのだ。
 そして出場種目のある昂介と良夜は、その後図書室にやってきたやる気満々の先輩方にグラウンドへ連れて行かれることとなった。
 学年通してクラス別対抗形式を取っているため、学年の壁を越えて各クラスが練習に励んでいた。女子たちはダンスの練習をしていた。そこへ遅れてやってきた女生徒がいた。クララだ。彼女からは日頃のオドオドしたオーラが掻き消え、その相貌の美しさをあふれんばかりに振り撒いていた。
 クララの変貌に驚く昂介だったが、もっと驚くべきことに、翌日になると、クララが昂介を賭けて彗に体育祭で勝負を挑むことになっていた。そのことを彗と唱子から聞いた昂介は、放課後にクララを呼び出した。その場に彗も居合わせ、ボートファイトという競技で争うことが決定された。
 家に帰った昂介は、実はクララが自分のことを好きなのではないかと思い始める。思い切って翌日クララにそのことを聞いてみたのだが、あっさりと否定されてしまう。
 第2図書館では何やら怪しい動きもあるようだった。
 そして体育祭当日。昂介が彗の出場したムカデ競争を観戦していると、彗たちが転倒してしまった。もちろん結果はドンケツ。
 そんな時、変な言葉遣いの夫婦が昂介に父兄席の場所を訪ねてきた。そこへ彗がやってくると、その夫婦が彗の両親であることが判明した。昂介と彗は次の競技に参加する必要があったので、夫婦は良夜に案内されることになった。
 昂介のリレーの結果は特に何も起こらなかった。しかし、彗のダンスがあまりにもひどかった。もともとひどいダンスだったのだが、練習で上達したはずだったのだが、なぜかキレがない。
 昼休みとなり、休憩していた昂介の元へ、長老がやってきた。彼は昂介に盗んできた体育祭の賞品を渡すと去って行った。これは第2図書館の伝統であるらしい。
 ほどなくして昂介は体育委員会に見つかり、逃げ出した。昂介は無実の証明のため長老赤星を探していると、彗を見つけた。彼女によって赤星は見つかり、再び賞品は彼の手に戻った。
 心配事もなくなりグラウンドへ戻ろうとした昂介だが、そこで彗がムカデ競争のときに足を捻っていたことを知る。彗はボートファイトに参加することはできそうになかった。それでも参加しようとする彗を抑えて、昂介は女装してボートファイトに参加することにした。
 クララは不満そうだったが、委員会がOKを出したので競技は始った。薙刀を習っているクララが優勢だったが、最後には昂介が逆転勝利を収めた。
 クララは蛍が昂介に恋していることを知っていた。でも蛍はいなくなった。だから、蛍が戻ってくるまで、自分が蛍のように昂介に本を貸したりして蛍の居場所を守ろうと思っていた。だから、彗の存在を認めることができなかったのだ。
 そのことを知った昂介は、蛍と彗を混同することはないと伝えた。
 その後、昂介は彗を背負って保健室へ向かおうとしたのだが、階段から落ちてしまう。結果、彗は靭帯を痛めてしまう。落ち込む昂介の元へ、良夜がやってくると、彗と蛍は同一人物かもしれないと言いだした。
 昂介と入れ替わるように彗のお見舞いにやってきたクララは、そこで彗のあるお願いを聞くことになる。
 良夜の推測を受け入れられないままの昂介は、松葉杖をつくことになった彗を、自転車で送り迎えすることになった。
 校門で別れた二人。昂介はその後、地味に戻ったクララを発見し、クララが昂介を信じていることを伝えられる。下駄箱に行くと、良夜と彗が楽しげに話していた。
 良夜はそこで知った彗の血液型と星座が蛍と一致していたことから、彗=蛍説の確信を強めていた。
 それから数日後、昂介は学校帰りに彗の買い物に付き合い、そのまま荷物を彗のマンションに持っていくこととなった。高級マンションに一室である彗の家で、彗がお茶を出している間に彗の部屋へ買った服を持っていくこととなった。昂介はそこで蛍=彗説の証拠を探そうとしたのだが、彗の下着類が無造作に置いてあって探すことができないでいた。
 昂介を呼びに来た彗にそのことを怒られたのだが、とりあえず居間に連れて行かれた。そこにはケーキが置いてあり、いきなり彗がクラッカーを鳴らした。今日は昂介の誕生日だったのだ。誕生日のことはクララから聞いたらしい。
 二人はそのまま話していると、彗は読書が苦手だという話になった。そこで、昂介はいつか蛍が自分にしたように、彗へあるライトノベルを勧めた。もちろん、結末を自分が体現する約束付きだ。
 そこへ、彗の両親から電話があり、今日は帰れないことを告げられる。
 すると、唯一の部屋の明かりだった蝋燭の火が消えて、部屋が真っ暗になった。その時、彗が蛍を彷彿とさせる言葉遣いで昂介へ話しかけてきた。昂介は彗が蛍なのではないかと思い、中学の頃の思い出を話してしまう。
 だが、彗は彗だった。昂介たちが自分にそっくりな友達の話をしていることは知っていた。だからクララにお願いして蛍のことを知り、カマをかけたのだ。自分の知らない誰かと自分を比べられることが不愉快だったから。
 彗は家を飛び出した。けれどすぐに帰ってきた。二人は体裁を取り繕うようなぎこちない会話を交わして、別れた。
 それからの二人は、いつも通りのようでいて、どこか見えない壁が隔たっているような関係となった。
 そして夏休みが明けて、新学期。昂介と彗の関係は回復していなかった。放課後になって、昂介が教室に忘れ物を取りに行くと、彗がいた。こっそりと昂介に借りていたライトノベルを昂介の机に入れようとしていたのだ。
 きまりの悪くなった彗はすぐさま逃げ出し、昂介は追いかけた。そして学校を抜け出してから彗に追い付いた。そこで二人は、互いに蛍の存在を気にかけ過ぎていたことを了解し合った。
 学校に戻りながら、彗は昂介に借りた本を読んだことを伝えた。すると昂介は、本の布教に成功した喜びを抱えて、物語の結末である、プールへダイブを決行した。
 そんな昂介を見て、彗は昂介に告白した。昂介はその告白を受け入れそうになっていた。
 そこへ、彗の口調が蛍のそれへ変化した。また彗の悪戯かと思った昂介だったが、蛍の口調の彗は、蛍と昂介しか知らない中学校のコンクールエスケープの話しをし始めた。
 それで確信した。彗は蛍だったのだ。
 すると彼女は急に気絶した。そんな彼女の元へやってきたのは、彗の母親だった。彼女の車に乗せられた昂介は、そこで蛍失踪後の話しを聞いた。
 蛍は父親と祖父と夜逃げした後、二人の元から逃げたらしい。そして母親にすがりつこうとしたが、母親には新しい家庭があった。そこで叔母である彗の母親に国際電話で助けを求め、蛍はアメリカで暮らすこととなった。
 ただ、蛍には空想癖があり、アメリカでは彗として過ごすようになっていた。だが、蛍が彗であってもいいのか判断しかねた両親は、蛍を再び雛口市へ連れて来たのだ。
 急に人格が復活したため、蛍は少しの間入院した。その間に良夜やクララもお見舞いに来て、再開を喜んだ。しかし、そこに彗はいなかった。
 復学すると、彗しか知らないクラスメイト達は戸惑うものの、蛍を受け入れた。
 第2図書館を、蛍はいたく気に入っていた。昂介からも本を貸してもらえるようになっていた。でも彗はいない。
 そんなある日の帰り道、蛍は家庭環境から恋愛を忌避していたが、昂介を好きになっていたことを告げた。そして、昂介も蛍に好きだと告げた。その瞬間。
 笑みをたたえて彗が現れたのだ。そして、彗は彗で昂介へ好意を隠そうともしない。こうして、昂介は一人で二人の少女からの好意を受け止める羽目になったのだ。
 翌年。文化祭にやってきた中学生を勧誘しようとして失敗する、昂介と蛍の姿があった。芳しくない結果に落ち込む昂介を、蛍が慰めていると、今度は彗が表象した。
 結局、昂介はどちらかえらべないままに、恋を続けていたのだった。




【感想】
 いいですね。揺れる少年の恋心と、彼らを知る人たちの反応が実に面白い。というか個人的に好きな部類のお話でした、という話なんですけどね。
 蛍と彗の関係性が無難すぎてちょっと残念でしたが、2巻構成ということを考えれば、ちょうどいいのかな、と思ってしまいます。
 この巻の最大の見どころは、やはりヒロインたちの関係性なのでしょうが、個人的にはクララの変身と思いの丈が最大の魅力だったように思えます。
 親友のために柄にもないことをしてまで頑張ってしまう彼女の健気な行動がとても綺麗に思えました。
 最終的には、タイトル通りの結末を迎えましたが、彼女たちの間柄を考えると、その選択も間違いではないのではないかと思えてきます。
 たった2冊というラノベにしてみれば驚きの短さできちんと物語を丸められた、貴重な作品だと思います。
 テーマも青春していて、個人的にとても楽しませてもらえた作品でした。





彗の母親の、ファッキン=すごく、という和訳がツボに入りましたw

  1. 2013/04/11(木) 21:35:08|
  2. 富士見ファンタジア文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! (富士見ファンタジア文庫) 感想

おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! (富士見ファンタジア文庫)おおコウスケよ、えらべないとはなさけない! (富士見ファンタジア文庫)
(2011/11/19)
竹岡 葉月

商品詳細を見る


本と恋に目覚めたのに肝心の想い人がいなくなってしまう、お話



【簡略ネタバレストーリー】
 中学2年生の津賀昂介は、顧問の誘いで半ば強引に入部していたのだが、ケガによる入院を期に野球部を退部していた。そして空いた時間に、イケメンな友人の沖原良夜と図書室でなんとなく時間を潰していた。
 そんな時、天野井螢と殿村クララ・アーベントロートという二人の少女と出会う。螢は本の素晴らしさを広める気持ちで、暇そうにしている昂介に読書を勧める。しかし読書に興味がない昂介は断り続けるので、螢は「抱擁の道程」という本を貸し、それを読み終えたらラストシーンの再現を自分がしてあげるという約束をする。昂介はラストシーンがちょっとエッチなことだと期待して読み始めるのだが、本の内容は予想とは全く違っていた。それでも、読み進める内に昂介は「抱擁の道程」に引き込まれていき、ついに読み切った。
 それからは、昂介は螢からお勧めされる本をどんどん読破していった。中には螢の友人であるクララの本も勧められることもあった。クララの本は、本人の引っ込み思案な性格からは想像もつかないグロテスクな小説もあり、驚かされることがあった。
 昂介、良夜、螢、クララは図書館でよく集まるようになり、螢はそんな集まりを「東中図書室友の会」と命名した。
 テストが近づくと、この4人でテスト勉強をすることになった。場所は螢の家。螢の家はいわゆる旧家であり、日本庭園があるほどの豪邸に住んでいた。4人は順調に勉強を勧めていたのだが、突然螢の祖父母の客が来ることになり、お開きとなった。
 その帰り道、螢は客用にお茶菓子を買うために途中まで昂介といっしょに歩いていた。そこで昂介は、姉が女の子はみんな恋愛が好きだと言っていたことを思い出し、螢は恋愛小説を読まないのかと訊いてみた。すると螢は豹変したように恋愛について侮蔑の感情をあらわにした。
 後日、仲良しである図書委員の物集月穂のお願いで、教室へ彼女の荷物を取りに行った昂介は、教室でキスをする男女を発見した。昂介は教室に入りづらそうにしていたのだが、昂介を追ってきた螢は何の気なく教室から荷物を取って来た。その時も、螢は恋愛について否定するのだが、試しにキスをしてみないかと昂介に提案する。しかし、ハプニングが重なり、昂介はキスをすることができなかった。それでも、この時昂介は自分が螢に恋をしていることを自覚した。
 ある日、月穂から星南高校の文化祭へ行ってみるといいと言われた4人は、文化祭へ出掛ける。そこで、おかしな高校生に捕まり、旧校舎にある図書室へ連れて行かれた。その図書室が実に魅力的で、螢はすっかり気に入ってしまい、4人で星南高校へ進学しようと約束したのだ。しかし、星南高校は進学校で、昂介には難関であった。
 それでも螢と離れたくない昂介は、星南高校を目指す決意をし、さらには螢に告白しようとした。告白は文化発表会の後にすることにした。
 そして文化発表会の日。昂介は螢がコッソリ電話をしているところを見つける。しかし、螢にそのことには触れないでほしいと言われる。さらに、螢は文化発表会をサボろうと提案してきた。昂介はその提案に乗ってしまい、二人は学校へやってきた。誰もいない体育館で、螢がピアノを弾きながら歌うはずだった曲を二人で歌う。そこへ校長が現れ、二人は逃げ出した。しかし、なかなか逃げ切れず、昂介は螢だけを逃がした。
 その翌日から、螢は学校を無断欠席するようになった。噂では一家で夜逃げしたなんていう話が出回っていた。教室では螢を中傷する輩が出てきて、そんな連中を昂介は殴り、暴力沙汰を起こすようになってしまう。
 2年後、昂介たちは見事に星南高校進学を果たした。しかし、そこに螢の姿はない。しかし、そこで螢に瓜二つの姿をした宮沢彗と出会う。昂介は入学式の日に彗を助けたことから、彼女に懐かれてしまう。さらには、彗を助けたことで入学式に出られなかったことや、ケンカしていた日々がバレて、クラスメイトから恐れられてしまう。
 そんな中、工事中だった旧館が復活し、かつて魅了された図書室を訪れた昂介たち。しかし、螢がいない寂しさも同時に味わってしまう。そこへ、昂介を尾行していた彗がやってきて、彗に付きまとわれて辟易としていた昂介はつい怒鳴ってしまう。
 この一件でぎくしゃくしてしまう二人は、バスハイクのレク係に任命される。しかし昂介は彗を避けてしまい、レク係の仕事もやらずに当日を迎えた。
 当日、昂介はクラスメイトの輪の中にも入れず、一人で読書をしていた。しかし、そこへクラスメイトがやってきて、昂介もレクリエーションに混ぜたり、彗がした仕事が昂介の手柄になっていることなどを知らせる。さらに、良夜の忠告で、彗に謝ったほうがいいとも言われていたことから、昂介は彗を探して謝ろうとする。しかし、なかなかタイミングが合わず、さらには彗が行方不明になってしまう。このことが、昂介に螢が突如失踪したことを思い出させ、彗も消えてしまうのではないか恐怖させた。
 雨が降りしきる中、昂介は必至に彗を探し、なんとか彼女を見つけ、謝った。それでも、昂介は彗のことを好きにはなれない。
 バスハイクから家に帰ると、家の前でクララが昂介を待っていた。彼女は昂介に「まちがえないでね」とだけ言って、帰って行ってしまった。



【感想】
 今時の長文タイトルのせいで偏見を持っていましたが、この作品はそこらへんの萌え重視の長文タイトルとはわけが違いました!良い意味でのタイトル詐欺です。
 中学生時代は、螢とクララ両方とも引っ込み思案な感じだったので退屈でしたが、その分主人公が読書に目覚めていく様や、螢を気にしていく過程がとても素敵に描かれていたので一気に引き込まれました。出てくる本も実在するもので、でも「抱擁の道程」は架空のものだったりするところがちょっとしたポイントに感じます。
 高校になると彗が現れ、そのことで混乱する昂介たちが、どう彗と関わっていくか悩んでいるところも面白かったです。今のところは昂介の混乱が強く描かれていますが、最後の引きを見るあたり、同じく混乱していたであろうクララが次回どうするのか楽しみです。また、残された謎の解明も期待しています!
 その他に、サブキャラが魅力的ですよね。ランガナタンの勧誘員の長老だったり、マスカラ唱子やパシリ勅使河原君などなど。こういった脇固めがされている作品は大好きです。
 読書メーターで見かけた感想にもあったんですが、「わたしたちの田村くん」に似てますよね。ダブルヒロインだったり、ヒロインが交互に出てきたり、中高で物語が進んだり。「わたしたいの田村くん」は好きだったので、この作品も好きになりそうです。
 次回でこの作品は完結ということで、この点も似てますね。数巻で終わる作品はなぜか好きな作品が多い身としては、次回が期待大であります。




自分もこんな歳のころに面白い本やかわいい女の子と出会いたかった


  1. 2013/01/24(木) 20:49:04|
  2. 富士見ファンタジア文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

冴えない彼女の育てかた 2 (富士見ファンタジア文庫) 感想

冴えない彼女の育てかた 2 (富士見ファンタジア文庫)冴えない彼女の育てかた 2 (富士見ファンタジア文庫)
(2012/11/20)
丸戸 史明

商品詳細を見る


ゲーム制作はスロースタートだけど、ヒロインたちの好感度はほぼMAXスタート、というお話



【簡略ネタバレストーリー】
 英梨々と詩羽の協力を得ることができると思っていた倫也であったが、本業が忙しい彼女たちはなかなかノリ気ではなかった。さらには金銭的問題も指摘され、サークルはほぼ休止状態だ。
 そんな時、バイトをしていた倫也の前に、イケメン医大生の従兄を連れた恵と遭遇する。彼女は今度その従兄とショッピングモールへ出掛けるのだと倫也に話す。倫也はそれをフラグと捉えて、恵がデートに出かけるのを止めさせて、代わりに自分がいっしょに行くことを申し出て、恵と従兄もあっさり承諾した。
 結果、倫也は不慣れな場所へ行くために、徹夜でデートプランの予習をするハメになる。そのせいで、倫也は知恵熱を出して、デートをドタキャンしてしまった。
 そんな寝込んでいる倫也の元へ、恵の連絡を受けた英梨々がフルーツと原稿を持ってお見舞いにやってきた。特にお見舞いらしいこともしないが、会話の中で、二人は会っていなかった10年という空白の存在を思い知ることになる。
 するとそこへ今度は同じく恵から連絡を受けた詩羽がやって来た。英梨々は詩羽と会わないために部屋に隠れた。詩羽は恵から連絡が入った時に恵の特徴を捉える事が出来たから、執筆に入れることを倫也に報告した。そして英梨々の存在に気づきつつも、倫也の家を後にした。その後、英梨々も詩羽には負けじとキャラデザに取り組むことを約束した。
 倫也が復帰してから、4人は放課後に視聴覚室で作業に取り組んだ。英梨々は加藤をモデルにキャラデザを固めようとしたが、恵がなかなか英梨々の要求する表情をできないでいた。かたや詩羽は絶好調ながら、執筆中は作品に感情移入してしまうため、3人の前で醜態をさらしてしまう。倫也は舎弟だ。ともあれ、詩羽はプロットを瞬く間に完成させる。しかしディレクターである倫也は、そのプロットに形容しがたい違和感を覚えて、ボツにしてしまう。
 そんな時に、なにを思ったのか、倫也は恵をデートに誘う。場所はドタキャンしたショッピングモールだ。
 デートの初っ端は、慣れない場所のせいか倫也がグロッキー状態になってしまった。しかし、そこから回復した倫也は恵の要求する洋服・アクセサリーショップを効率よく回れる順路を提案して、恵とのデートをこなしていった。途中で恵からの不意打ちのプレゼントをされて心が揺らいでしまうこともあった。そしてビュッフェバイキングで食欲も満たし終わった時に、倫也は断りを入れて恵の元を去ってしまった。
 倫也が向かったのは詩羽の元だ。だが、彼女の行方が分からない。そんな中で、倫也は詩羽と出会った頃のことを思い出していた。
 詩羽がまだ売れっ子じゃなかった頃のサイン会で、二人はであった。同じ学校ということに気付いた二人はそれから意見交換を重ねる関係となった。さらには、倫也のブログが詩羽の作品をベタボメしたことから、詩羽の作品の売り上げは伸び、詩羽の担当である町田から、編集部でも倫也の存在が認められている話を聞かされる。
 その末に、倫也は詩羽の居場所をつきとめた。そこはかつて二人が口論をした場所だった。
 詩羽はそこで打ち合わせをしていた。打ち合せが終わると、詩羽は倫也を連れてホテルの部屋へ向かった。そこで倫也は詩羽のプロットをボツにした理由を語った。なぜボツにしたのかは、恵とのデートでわかった。詩羽のプロットでは、恵らしいキャラがハッピーエンドを迎えていなかった。理由を聞かされた詩羽は、倫也の想いの裏側に恵がいることに嫉妬しながらも、ディレクターの理想を追求するために、再度プロット制作を開始し、二人は徹夜で仕上げたのだった。
 一方で、デートの目的は詩羽のプロットの違和感を見つけるためだと言われ、取り残された恵の元へ、英梨々が現れていた。この時も、英梨々は恵のキャラデザを描こうとしいていた。そして、英梨々は求めていた「恵のムッとした顔」を描くことができたのだった。
 そして今回のオチとして、徹夜明けで眠ってしまった倫也の元に、どう見ても事後にしか見えない、詩羽が撮影した写メが送られたのだった。


【感想】
 前回よりもラノベらしくなっているところに少し驚きました。でも、やっぱりまだどこか立ち絵や背景を意識していそうな場面がちらほら見えた気がします。
 ヒロインたちに関しては、前回よりも倫也に対する好感度が分かりやすくなっていました。特に詩羽の想いと恵の変化がわかりやすくてよかったです。
 そして、ヒロインたちにそう思わせることができるような主人公の性格と振る舞いにけっこう好感がもてました。でも、恵とのデートを最後までこなさなかった所は、少しだけどうかとも思いましたが、そこは詩羽への思いが強かったということなんでしょうかね。今回は、表紙になるだけあってか詩羽にスポットが多く当たっていましたね。
 そんな詩羽と英梨々が普段は仲悪いのに、創作に関しては意気投合する場面が今回の一番のお気に入りでした。
 鈍感突発性難聴でない主人公ながらも、恋愛に消極的というか女性にそれほど幻想を抱いていないからこそ、倫也とヒロインたちの関係がどうなるのか楽しみではあります。
 あと、巻末の企画書が地味に興味をそそられました。
 そしてなにより深崎さんのイラストが素晴らしすぎます!






今のところ幼馴染不遇の法則が働いていて、英梨々のターンが少ない気がするよ・・・

  1. 2013/01/07(月) 22:06:02|
  2. 富士見ファンタジア文庫
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ

プロフィール

けーけんち

Author:けーけんち
→Twitter
→読書メーター
ラノベとゲームの感想を中心に気ままに更新しているブログです。
※備忘録としても使っているので、ネタバレを含む内容となっているところがあります。
文章がおかしな点が多々あるとは思いますが、勢いだけで書いているので見逃してください。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (4)
電撃文庫 (32)
ガガガ文庫 (17)
ファミ通文庫 (19)
富士見ファンタジア文庫 (8)
角川スニーカー文庫 (10)
集英社スーパーダッシュ文庫 (6)
講談社ラノベ文庫 (8)
GA文庫 (6)
星海社FICTIONS (9)
講談社BOX (3)
メディアワークス文庫 (4)
その他のレーベル (16)
ゲーム (7)
アニメ (2)
その他 (5)

カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

最新コメント

最新トラックバック

RSSリンクの表示

応援

ライトノベルBESTランキングウェブアンケート
『‘&’-空の向こうで咲きますように-』 真剣で私に恋しなさい!S

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。