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バカとテストと召喚獣12 (ファミ通文庫) 感想

バカとテストと召喚獣12 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣12 (ファミ通文庫)
(2013/11/30)
井上堅二

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予定調和な、お話


【超簡略ネタバレストーリー】
 美波ふられる。明久と瑞貴ハッピーエンド。
 オチは不純異性交遊禁止。
 俺たちの学園生活はまだまだこれからだ!(完)




【感想】
 長いこと続いていた今シリーズも、ようやく本編終了となりました。
 今回はシリアスパート全開の内容だっただけに、思い返せば前半の頃のギャグパートの雰囲気が懐かしくあります。
 この作品を読み続けた理由が、そのギャグパートのキレのよさだっただけに、巻が進むにつれてシリアス分が増えていき、逆にギャグのキレが鈍りだしていたことが残念でなりませんでした。
 そのせいか、シリアスパートも、それほど真面目に読む気にもなれず、どっかでギャグブッ込んでこないかなー、と思いながら読んでました。
 主人公よりも、サブキャラたちの個性が強すぎることが印象的な作品ではありました。
 なんだか、『生徒会の一存』シリーズと似たような印象が残った作品でした。







当初、秀吉という存在が衝撃的過ぎた
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  1. 2014/01/03(金) 18:41:22|
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東雲侑子は全ての小説をあいしつづける (ファミ通文庫) 感想

東雲侑子は全ての小説をあいしつづける (ファミ通文庫)東雲侑子は全ての小説をあいしつづける (ファミ通文庫)
(2012/05/30)
森橋ビンゴ

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世界は恋で満ちてる、お話


【簡略ネタバレストーリー】
 二人が3年生になった春のある日、英太は侑子から進路はどうするのか聞かれた。しかし、進学を決めている侑子とは違い、今の英太には進学か就職か、何をやりたいのかまるでわかっていなかった。
 家に帰ると、景介との結婚資金を貯めるためにアルバイトを始めた有美からも進路についての話を振られる。
 進路の話から逃げるように、英太は教育実習生の桐山が出した英語小説の和訳の宿題に取り掛かった。
 すると喜多川から電話が入り、その桐山から告白されたのだと相談を受ける。とはいえ、特にアドバイスをできるわけもなく、通話は終了する。
 再び宿題に取り掛かると、海外にいる母親からメールがきた。内容は、父親の海外赴任が3年ほど延びるというものだった。
 翌日学校へ行くと、副島に好きな人はいるのか聞いてほしい、と池原から頼まれてしまう。その日の図書室にいた副島はコンタクトをしていた。聞けば好きな人ができたのだそうだ。
 その日は侑子といっしょに帰った。その時に、喜多川のことについて話してみたところ、その話を小説にしてみたと言い出した。また、桐山の告白は色々と葛藤があったはずだとも言った。
 途中で、椎名がおいしいと言っていたパン屋に寄った。そこの店主と小説の話で盛り上がったあと、英太は侑子に夏休みに二人で旅行に行きたいと告げる。しかし、侑子が家族に言えるかどうか問題となり、決定は先延ばしとなる。
 期末試験が近付いてきたため、二人は図書館へ勉強に出かけた。すると、そこには有賀の彼女である遠藤と、有賀の友人である上田が仲良さそうに勉強をしていた。聞けば、二人とも同じ専門学校を目指しているのだそうな。
 その帰り道、英太は上田と、侑子は遠藤と帰ることになり、二人ともある相談をされた。それは、上田が遠藤のことを好きになったこと、そして遠藤も有賀より上田のほうが気が合うという内容だった。
 家に帰ると母親から電話が入り、進路が決まってないならアメリカに来ないかと誘われるが、すぐに答えることはできなかった。
 上田のことを侑子に相談すると、侑子もまた遠藤から同じ相談を受けていた。しかし、二人とも明確なアドバイスはできなかった。しかし、そんな恋模様が、侑子の恋愛小説に使えるのではないかという話になり、当人たちに了承を得れば大丈夫だろうということとなる。
 翌日学校へ行くと、有賀と上田がケンカをしていた。英太が仲裁に入ることで鎮静化したが、その日が教育実習最終日の桐山がやってきた。
 その日の図書委員で、英太は副島の恋が成就したことを聞き、侑子の小説のネタにしてもいい許可を得た。
 家に帰ると、英太は景介の進路について聞いてみた。景介は文芸評論の仕事に就こうとしていると聞かされ、英太は現時点で思い描いた自分の「ある進路」について相談し、叱咤激励を受ける。
 その後、侑子が旅行に行けるようになったと知り、侑子の読んだ小説の舞台となった大阪へ行くことが決まった。
 試験が終わると、有賀から遠藤と別れたことを告げられる。そして、上田と仲直りしたことも。とはいえ、上田が遠藤と付き合うこともなかったそうだ。
 帰りには、喜多川から桐山と付き合うようになったことを告げられた。そしてそれぞれから、小説のネタにしてもいいとの了承は得た。その後、二人で旅行に着ていく服を買いに出かけた。
 そして景介と有美に、旅行に出かけることを報告すると、有美からいらぬお節介を受けた。
 旅行当日。英太は椎名がパン屋の店主に恋しているのだという話を侑子にしてみた。
 ホテルに着くと、英太は辛抱たまらなくなり、侑子へ何度もキスをした。その先へ行きそうになったが、なんとか堪えて急いで街へ繰り出した。
 小説に出た舞台を巡った後、英太は自分がアメリカに行くことを決めたのだと、侑子に伝えた。それは翻訳家になるための決断だった。これから先、侑子に劣等感を感じず共に歩いていくために、英太は侑子の小説を翻訳していきたいと思ったのだ。
 当然侑子は動揺したが、英太の決断を受け入れた。
 その日の夜、英太は侑子になにもしなかった。ここで侑子と結ばれると、自分の決心が鈍りそうだったからだ。
 3学期になると、副島の友人の女の子から、女の子が好きな自分のことをネタにしてほしいという相談を受けたりもした。
 そういったネタの数々が本となって、アメリカに渡った英太の元へ、7月に届いた。
 その本は短編集となっており、最後の短編は二人の別れの時がネタになっていた。現実でも小説でも、少年が少女にプロポーズをしていた。
 そこには侑子からの手紙も添えられていた。
 小説家である西園幽子が英太の影響で変わったこと。英太との約束である長編小説じゃなかった理由。これは、英太との約束を終えてしまうのが惜しかったらしいからだ。
 そして小説の最後に、英太にだけのメッセージが書かれていた。
 そのメッセージについて、英太はホームステイ先の娘さんにどんなことが書かれていたのか問われたが、今の英太にはうまく英訳することがきなかった。
 だけど、英太はそのメッセージへの返事を、手紙にして侑子に送った。ありがとう、と。




【感想】
 今回も悶え苦しめる内容となっておりました。
 現代高校生らしからぬほどにプラトニックな二人の恋愛模様がとにかく面白い物語でした。
 今回はそんな二人とは別に、彼らを取り巻く周囲の人たちの恋愛についてもスポットが当たっていました。というか、ナニコレ。恋愛密度濃すぎじゃね?こんなキャラたちを妬むのはお門違いなのでしょうか。いやさ、リア充たちは爆発しろ。
 ですが、本筋は英太と侑子の恋愛であり、高校3年生ということで、二人の将来を左右するような決断が下されていました。
 自分は高校生のころ、英太や侑子のように自分の将来なんてよく考えもせずに選んだことを軽く後悔しているので、そういった意味でも、英太の苦悩と決断が微笑ましくもあり、羨ましくもありました。
 1冊1年という単位で進んでいた物語なだけに、とても読みやすく、また二人の変化が顕著に読み取れるお話だったように思えます。恋人同士として成長し、最後にはプロポーズにまで発展した二人の仲がとても素敵でした。こういうところが、よくあるラノベのラブコメとは違い、まっとうな恋愛小説らしいと思える点でした。ギャグ成分もほぼ皆無だったところもポイントですね。
 3冊という手ごろな巻数と、まさに青春ともいえる恋愛内容がいいですね。個人的にお気に入りのシリーズとなりました。
 
 
 



高校生活って、こんなに眩しい期間だったんですね
  1. 2013/08/18(日) 23:22:05|
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僕の学園生活はまだ始まったばかりだ! (ファミ通文庫) 感想

僕の学園生活はまだ始まったばかりだ! (ファミ通文庫)僕の学園生活はまだ始まったばかりだ! (ファミ通文庫)
(2013/06/29)
岡本タクヤ

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青春を満喫したい天才の、お話


【簡略ネタバレストーリー】
 高校2年の春。陰湿な1年生時代を送った高橋は、佐藤という部活動管理委員会の少女から部活を創らないかと誘われる。
 高橋たちが通う八百万学園の生徒の99%が何らかの部活に所属しており、部活数は千を数える。
 佐藤は生徒会長の座を狙っており、そのためにも部活を影から支配し、それらの部員からの投票を狙おうとしていたのだ。
 そのために目を付けられたのが高橋だ。高橋は幼少のころから、その天才性からスポーツからインドア系まで幅広い才覚を発揮していた。しかし、彼の性格の悪さと抜きんでた才能によって、彼は孤立し、高校では部活に入っていなかったのだ。
 だが、高橋は部活で楽しい青春を送ることに憧れていたし、腹黒いながらも美少女である佐藤と友達になりたかった。
 だから高橋は、佐藤が提案した部活動を支援する部活「高橋部」を創部することになった。
 そんな高橋に、クラスメイトでコミュ力溢れる近藤は親しく話しかけてくるが、高橋は近藤を敬遠していた。
 高橋部を学校に知らしめるため、佐藤は友人である新聞部の渡部に、高橋の紹介記事を書かせようとするのだが、高橋のあまりにも残念な過去が本当のこととして受け入れてもらえず、ボツとなってしまう。
 だが、校内新聞で広告は載せることができ、それを見たラーメン部や蕎麦部などからのコンサル依頼をこなすことで、高橋部の名は浸透していった。
 すると、柔道部の傑物である猪熊辰虎から依頼が舞い込む。彼は反射的に人を投げてしまう体質に苦しんでおり、高橋は見事にそれを解決した。
 すると今度は、探偵部の美人探偵宮入と不死身の梔がお隣さんとして挨拶にきたりもした。
 その次には、忍者部という記録上存在しない部活に身を置く、風間という後輩ちゃんに命を狙われる高橋。彼女は忍者部の部室だった高橋部の部室を取り返しに来たのだ。
 だが佐藤の、忍者には主が必要だ、という発言を真に受け、高橋部の屋根裏から佐藤に使える道を選ぶのだった。
 こうして高橋部の名は知れ渡っていき、高橋は最高に充実した毎日を送っていた。
 そんな彼の元に、現生徒会長の御花畑が姿を現す。彼女は純粋な善意の塊であり、それゆえにカリスマ的存在であったが、会長としての能力は皆無であり、なのに創部を際限なく許可していたことから、学校を混沌とさせた原因でもあった。
 しかし、それも生徒会執行部によって部活の選定が行われることとなり、それに反発した弱小部活動連合が、部活管理委員会の佐藤を人質にとって選定の取りやめを迫っていたのだ。
 そのことを渡部から聞いた高橋だったが、クズな自分を認めてくれている佐藤を助けに行かなくても、佐藤は許してくれる気がしていたので、助けに行こうとはしなかったが、そんな佐藤だから助けに行きたいと思うようになった。
 さらに猪熊や近藤、風間、宮入に梔の登場によってギャラリーが盛り上がり、高橋は部活連合にケンカを売りに行った。
 猪熊と渡部、近藤と宮入、梔、高橋と風間はそれぞれペアになり、佐藤救出に向かった。行く先々では真剣を持ったやつや番長などが出てきたが、高橋は自慢のライフハックや天才性によって勝利した。
 だが、最後に待ち受けていたのは近藤だった。
 実は近藤は幼少期に高橋と同じ野球チームに所属しており、高橋に勝ちたいと思っていたのだ。そこで一球勝負を申し込み、結果は引き分けとなった。
 そしてついに高橋は佐藤を救出することができたのだが、今回の事件の首謀者は姿を見せず、声だけで高橋や佐藤とやりとりをし、佐藤が弱小部活動の面倒も見る生徒会長になることを約束させることで、解決することとなった。
 それからというもの、佐藤は納得のいく部活の統廃合を企画するようになり、高橋部にはまだまだ依頼が舞い込んでくる。
 そしてそんな二人を、喫茶店風茶道部のマスターはにこやかに見守るのであった。





【感想】
 ネットの評判を見て買ってみたのですが、面白かったです。
 天才が一つの要素となっているのですが、『サイハテの救世主』ほど深刻な内容ではありません。あちらと違って、高橋の場合は救いを求められるよりもつまはじきにされてしまうことに焦点が当てられていました。それというのも、高橋の性格の悪さのせいなのは明らかです。
 そしてそうしたトラウマがあるからこそ、高橋と佐藤は出会えたのでしょう。
 この二人の妙な信頼関係が素晴らしいですね。腹黒と天才の組み合わせって面白い。最後のちょっと高橋が佐藤にかっこよく接するところとか好きですね。
 他にも、次々と登場するキャラたちの濃さと能力の高さがストリーをギャグに走らせています。それなのに、やっていることはガチで死ぬ一歩手前の内容ばかりなので、余計にギャグらしさが浮き彫りとなります。ちなみに、近藤は精神的に殺しにかかってます。
 あとは、腹黒佐藤さんが可愛かったり、宮入と風間の叙述トリック? にはまってしまったのがちょっと悔しい。自分がこれと同じ叙述トリックに最初にはまったのは、確か『空の境界』だったと思います。あれから何年も経ってるというのにはまってしまう俺って・・・。
 ダイジェストでお送りされてた各部活との戦いや依頼なんかも面白かったですね。マスターに関しては、明らかに彼が黒幕だったと思われるのですが、実際のところどうなんでしょうね。
 以外と楽しめたので、次回も期待しております。 
 






御花畑先輩って、規模は違えどリアルで言ったらドジッ娘メイドと同じ種類の災害だと思ってます
  1. 2013/08/08(木) 23:48:52|
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東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる (ファミ通文庫) 感想

東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる (ファミ通文庫)東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる (ファミ通文庫)
(2011/12/26)
森橋ビンゴ

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想いをきちんと言葉にする、お話


【簡略ネタバレストーリー】
 2年生になった英太は、クラスメイトの演劇部員である喜多川が苦手だった。快活な彼女はどうにも有美を連想してしまうからだ。
 この頃の英太の周囲はギクシャクしていた。景介と有美の間に不穏な空気が流れ、侑子は執筆活動でスランプに陥っていた。
 そんな時、喜多川が侑子の写真が載っていたヨタカを英太に見せてきた。新入生の図書委員で演劇部を掛け持ちしている本好きの副島という女子生徒からのリークらしかった。そして侑子が作家であることは瞬く間に知られていった。そのことについて、喜多川は反省しているようだった。
 そんな喜多川は、侑子の作品を読んだところ、侑子に文化祭の演劇部の舞台の脚本を書いてほしいと言出だし、侑子はそれを承諾した。それから喜多川は英太や侑子とよく絡むようになった。
 一方で、有美は英太に景介との不仲について相談をしてきた。どうやら景介と後輩の女の子とのデートらしき現場を目撃したらしい。そこで、英太の方から真相を聞き出してほしいとのことだった。とはいえ、ここのところ景介の機嫌が悪く、なかなか聞き出すことができなかった。
 6月になると、学校は修学旅行の話題でもちきりだった。行き先は沖縄だ。英太は修学旅行の話を景介にした後、有美の話を振ってみた。するとその件については誤解だということが分かった。しかし、景介はそのことを有美に言葉で伝えようとはしないようだ。
 英太たちは沖縄へやってきた。自由時間に侑子と散歩をしていた栄太だったが、そこへ喜多川の女子グループがやってきて、なんだかんだで二人もいっしょに遊ぶこととなった。
 そこへ、有賀や上田といった男子グループがやってきて、英太はそちらへ移動した。
 その夜。侑子経由で喜多川から翌日海へ行こうと誘われた英太は、有賀たちも誘うことにしたところ、英雄扱いを受けることになった。
 海にやってきても、英太と侑子は平常運転のイチャつきっぷりをみせていた。だが、英太は気恥ずかしさから喜多川たちと遊ぶこともしていた。
 その夜、脚本の打ち合わせとして、英太は女子部屋にお呼ばれしていた。その場には侑子と喜多川と、演劇部の遠藤と原という女子生徒もいた。結局、英太はいたたまれなさから、すぐに脱出したのだが、その際に、英太は喜多川から告白まがいの言葉を投げかけられた。そして修学旅行は終わった。
 その後も喜多川が英太に対する態度を変えることはなかった。
 一方で、景介は有美との思い出のカレーを作ることで、有美と仲直りを果たしたのだった。
 ある休日。英太に喜多川から映画に行かないかという誘いがやってきた。英太は侑子のスランプを気にしてデートに誘えないでいたので、予定は開いていた。なにより、喜多川に好感を覚えていたので、その誘いに乗った。
 二人は映画の後に喫茶店で修学旅行のことについて話し、喜多川は改めて告白をしたが、英太はそれを断ろうとした。
 だが、そんな二人の姿を侑子が目撃してしまったのだ。
 英太はすぐさま侑子を追ったが見つからない。電話にも出てもらえない。この時ようやく、英太は自分の行いの悪さと侑子への想いを再確認した。
 それからは試験の休暇期間だったせいか、英太は侑子と会えないでいた。久しぶりに登校してみると、有賀が遠藤と付き合うようになったと報告してきたが、それも上の空で聞いていた。
 すると、侑子から脚本ができたから取りに来てほしいというメールが入り、英太はいても立ってもいられず駅まですぐさま赴いた。
 そこで、演劇部用と、英太用の二つの脚本を渡され、英太は遠藤に演劇部用の脚本を渡すとすぐに家に帰って読み始めた。
 その脚本は、まさに英太と侑子と喜多川のことを元にして描かれていた。読み終わると喜多川から電話が入った。 
 そこで改めて、英太は喜多川を振ることができた。
 そして英太は一目散に侑子の家へと向かった。途中で侑子に電話して、駅の近くで侑子を待つことになった。
 侑子がやってくると、英太は自分の正直な気持ちを吐露し、侑子もまた抱えていた気持ちを言葉にした。そして、二人はこれまではっきりと口にしていなかった「好き」という言葉を互いに伝えあい、英太は侑子にキスをした。
 侑子の脚本はハッピーエンドとは言えない終わり方だったので、ハッピーエンドにアレンジされて文化祭で使われた。そのことは侑子も了承済みであり、大好評だった。
 さらに、侑子はなんとかスランプを脱し、恋愛小説を書き始めたのだといった。しかし、その内容について、英太は教えてもらうことができなかった。それは以前の侑子からは考えられない、英太へのいじわるだった。


【感想】
 前回のスーパー初々しい二人の距離が1年経って、ほんの少し縮まっていたことにちょっと感動。
 そして王道のように恋のライバル登場というなんともありきたりな展開。だがそこがいい!!
 ライバルの喜多川は、自らの行いが相手を苦しめることだとわかっていながら、それを止めることができない感情の発露と、普段が快活なだけに告白の時や振られかけた時のしおらしい態度が素晴らしいギャップを生み出していました。
 対する本命の侑子は、2度目の嫉妬を覚えていたように思えます。前回は有美に、そして今回は喜多川に。奇しくも、その二人は侑子とは対照的な明るく積極的な性格だったため、侑子は余計に英太が自分のことを好きでなくなるのではないかという不安に駆られやすかったのではないでしょうか。
 ですが、その不安を、脚本という侑子らしい表現方法で英太へ伝えることで、二人はより互いのことを理解しようと努めるようになったのですから、結果オーライといっていいのでしょう。
 それと、今回は喜多川登場ということで、学校サイドの話が盛りだくさんでした。修学旅行から文化祭、さらには後輩クラスメイトの新キャラが続々登場し、英太たちの周囲の変化がわかりやすく描かれていました。
 周囲の変化といえば、景介と有美のケンカが、英太に侑子への想いの伝え方や、逆に侑子からのメッセージの受け取り方などを教訓めいて教えていたところがポイント高かったです。
 感想書いている時点で最終巻は読み終えているのですが、読む前から最終巻が楽しみでたまりませんでした。





そういえばこの作品、リア充で溢れかえっているんだよな
  1. 2013/08/04(日) 23:51:57|
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龍ヶ嬢七々々の埋蔵金5 (ファミ通文庫) 感想

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金5 (ファミ通文庫)龍ヶ嬢七々々の埋蔵金5 (ファミ通文庫)
(2013/04/30)
鳳乃一真

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誕生日を祝う、お話


【簡略ネタバレストーリー】
 ゆんこと吉野咲希が目を覚ました場所は、とある喫茶店だった。そこの店長である大島奈津はゆんと同様に、レプラコーンから時折指令を受け取る人物だった。今回の奈津への指令はゆんを匿うことだった。ゆんは鉄へ心配をかけていることを気にしながらも、奈津の店の店員になることになった。
 重護と天災は入院している唯我の見舞いにやってきた。しかし唯我は自分がゆんに刺されたことを話そうとしない。茨が言うには、唯我はそのことを他言無用にしたいそうだ。しかし、茨と影虎は、二人も冒険部の一員なのだからと話してくれた。なぜ唯我がそのことを隠すのかはわからない。
 一方、スリースカルもゆんの捜索をしていることを鉄から聞かされた重護は天災にゆん捜索の依頼を出していたゆんのルームメイトの駿河綾と対面する。彼女から、ゆんが書置きを残して行ったことを聞かされる。肝心のゆんの行き先だが、天災によれば、ゆんは休学届を出して島外へ帰省したことになっていた。
 だが、その届けはゆんがまだ島にいた時に出されたものであり、さらにはゆん本人が届けた訳ではなく、学校のシステムをハッキングして作成された偽情報だった。結果、天災はゆんを匿う組織がゆんと明確なコンタクトを取れていないがゆえに、このような綻びが見つかったのだと指摘した。
 他方、7月7日の七々々の誕生日に行われる、七夕祭りなる七重島特有の祭りが近付いていた。そこでは、G7の面々が、抽選で誰かの願いを叶えるというものだ。それを聞いた重護は、ある悪事を思いつき、天災もそれに乗っかることになる。
 茨の提案で、唯我への貢物として新たな七々々コレクションの探索に向かうことになった冒険部。しかし遺跡にはすでに先客がいた。第7高等部生徒会長・仁志亜澄、副会長・天城大聖、岸谷雅彰、忌野操からなる生徒会だった。冒険部は彼女たちと対決をすることになり、苦戦しながらも、重護の悪知恵で勝利したと思われたが、最後には大聖によって七々々コレクションを奪われてしまう。
 しかし、そんな冒険部たちの腕を買って、亜澄は冒険部を自分たちのコミュニティに誘ってきた。彼女たちのコミュニティはすでに30を超す七々々コレクションを手にしており、それらを共有財産としているらしい。
 そのことを唯我に相談してみたが、答えは出ず、話題がゲームへと変わった。
 ゲームは、亜澄から教えられたもので、七々々コレクションを各自1つ持参することで参加可能であり、賞品として七々々の剣がもらえるそうだ。唯我はこのレプラコーン主催のゲームの存在を知っており、ゲームのHPで確認済みだった。しかし、参加の詳細はHPにパスワードを打ち込む必要があり、そのパスワードの捜索方法は近日公開されるようだ。
 重護は七々々からそれとなく話を聞き、七々々の剣が以前聞かされた過去の記憶を覗き見る力があることを知り、七々々の殺害犯探しのためにもゲームに参加することを決める。
 その頃、G7である一鶴春秋、真幌肆季、華鏡伍月、睦巳狛、双葉才兎、それとジェネレーション6の一人で参差の代わりでもある神流瑠璃は定例会議を行っていた。すると、参差が協定を踏み越えてきたことが報告され、島の綜合警備保障の名誉顧問である肆季が対応に当たることとなった。
 参差は鉄と神流キラを連れて、唯我のところへやって来ていた。そこで唯我が、ゆんは一度死んでいること、それゆえに彼女がゲーム開催の出発点となる矛盾点であることを明かした。唯我はそのことを隠したくて事を公にしていなかったのだ。
 鉄はそんな唯我を嫌ったが、参差は気に入り、自分の名刺を残して去った。そんな参差を追いかけてきたのが肆季たちの部隊だ。
 肆季の世話役である野々宮姫子は、肆季にいじられながら状況の推移を見ていた。だが、鉄やキラによって部隊は壊滅に追いやられ、肆季の近衛隊である第肆特殊部隊隊長である穂波青海の頼みで、肆季自ら出撃するも、参差の残していた睡眠薬缶ビールを飲んでしまい、肆季は戦うことなく眠り、参差たちを逃がしてしまう。
 その頃唯我は、過去に救うことのできなかった部活の仲間の女お此の事を思い出していた。
 そうこうしている内に、七夕祭りの当日となった。重護はひそかに鷲だけに悪事の手伝いを頼んでいたのだが、そのことが雪姫にばれて大目玉を食らい、当日は悪事の手伝いを請け負った雪姫と行動していた。
 二人はG7が願いを叶える会場に来ていた。
 G7はそれぞれに願いを叶えていった。そして、重護は鷲やダルク、それに天災とダルクの友達であり優秀な科学者である柊スイナの協力を得て、G7の抽選に自分の願いを叶えさせる装置を手にしていた。それの実験として、まずは雪姫の願いであるある会社の設立が受理された。そして最後の七々々枠で、今度は自分の番と思いきや、なぜか大島奈津の願いが叶ってしまう。
 奈津の願いは店の宣伝であり、その宣伝VTRになんと、ゲームの主催者Mを名乗って変装したゆんが登場し、店の宣伝兼、ゲームのパスワードの解除方法をHPにアップしたことを告げる。
 参差はただちに鉄を奈津の店へ向かわせた。悪事に失敗した重護は、雪姫と別れ、天災に電話して、悪事ではなくパスワード捜索への参加の要請をした。天災はしぶしぶ重護と合流し、重護が悪事よりゲームを優先する理由を聞いた。
 天災はすでに七々々殺しの謎に挑戦していた。だが、あっさり諦めていた過去を持つ。それは、天災が自分以上と認めた人物が、1年かけてもわからなかった謎だからだ。天災はその人物をいたく尊敬していた。
 ともあれ、天災はそんなパスワード捜索をさっさと終わらせて悪事の続きをしようとする。
 二人は茨と影虎と合流し、HPから解読した場所へ向かうと、そこには第7高等学校生徒会がいた。冒険部は彼女たちのコミュニティへの参加を拒否する。しかし、大聖の提案で、再び勝負をして、冒険部が負ければコミュへ参加し、冒険部が勝てば今もっている6つの七々々コレクションを譲渡することになる。そして再びバトルとなる。
 新たな暗号を手に入れた両者は、二手に分かれて競い合う。茨と影虎は、岸谷と忌野と闘い、重護は大聖と、天災は亜澄と知恵比べをする。
 先輩二人組はそれぞれに拮抗し、数々の遺跡を攻略した攻略屋の異名をとる大聖に苦戦する重護、天災は亜澄に行き先で暗号の大半を奪われ、苦しい展開となる。
 だが、ダルクが手にしたもう一つの暗号を元に、天災は亜澄の持つ暗号も解き始めていた。そこで天災は亜澄に引き分けを提案し、これを亜澄が承諾した。
 引き分けに悔しがる亜澄には、不名誉な噂が流れていた。だが、それは嘘偽りであり、そんな亜澄のある復讐のために、大聖たちはコミュにいるらしい。
 七々々が部屋で七夕祭りの中継を見ていると、肆季がG7からの誕生日プレゼントを持ってきていた。そこへ、重護たちも帰って来て、巨大プリンをプレゼントした。本当はプリン買い放題カードの発行を目論んでいたのだが、それは叶わなかった。
 さらに、重護たちについてきた大聖と亜澄は、七々々と同じネトゲをプレイしており、ネトゲ内で七々々からコレクションの解説を受けていたことが明かされる。
 なにはともあれ、七々々は最高の誕生日を迎えることができたのであった。
 一方で、鷲は戦場といっしょにゲーム参加のパスワードを見つけており、彼らもまた、ゲームへ参加することとなる。
 それ以来、鉄は学校に来なくなった。
 夏休みに入り、ゲーム開催場所に来たのは、七々々コレクションを持つ、重護と唯我と天災。そして他の参加者の前に現れたのは、司会者であり、レプラコーンから優勝の指令が下されたゆんだった。




【感想】
 なんというか、引き延ばし感が半端ないですね!
 3巻の引きから短編挟んで今回ということだったのですが、まだゲームが始まらないという!
 いや、たしかに今回新キャラ登場したりG7が出てきたり、色んな伏線張り巡らしていたわけですけど、もうちょい話が進まないものですかね。七夕祭りにしても、七々々の誕生日を祝うだけだった、ていうオチがどうにも・・・。祭りでひと悶着あった末のハッピーエンドとしてお誕生日おめでとう!ならもっと楽しめたなー、と個人的に思いました。
 バトルや謎解きは楽しめました。
 今回の収穫は、肆季回りの女性陣のやり取りが楽しかったことですかね。野々宮さんマジかわいいですわ。早く彼氏と別れろ。
 次回からようやくゲーム編に入るようですが、買おうかどうか迷っちゃいますね。2巻と4巻が楽しめたのでここまで来ましたが、迷いますね。




今回も表紙が誰なのかわかりません・・・。雪姫?伍月?


  1. 2013/05/20(月) 22:11:32|
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ラノベとゲームの感想を中心に気ままに更新しているブログです。
※備忘録としても使っているので、ネタバレを含む内容となっているところがあります。
文章がおかしな点が多々あるとは思いますが、勢いだけで書いているので見逃してください。

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