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俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫) 感想

俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)俺はまだ恋に落ちていない (GA文庫)
(2011/11/16)
高木 幸一

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美少女姉妹の喧嘩に巻き込まれる、お話


【簡略ネタバレストーリー】
 その日、赤井公は友人の山城勇というシスコンとともに、田所雄一という友人の引越し作業を手伝っていた。すると、田所の妹である恵衣美と詠羅がお弁当を携えてやってくる。
 おいしく弁当をいただき、田所が妹たちにデザートを買いに行かせると、公に妹たちにアタックしてもいいという「けん」を与えた。ほどなくして二人が帰って来たのだが、恵衣美はるー子という友人に呼び出されたので帰ってしまった。
 それから4人でトランプゲームをすることになった。そこで詠羅の異常な強さや笑顔の異質さを知ることになる。そして公は罰ゲームとして嫌いなピーマン尽くしの料理を食べさせられる。買い出しには田所と山城が行くことになり、その間に公は詠羅に占われたり、彼女が大切にしている祖母の形見であるカチューシャの話をしたりしていた。
 夜も遅くなり、公は詠羅を送っていくことになるのだが、その途中でクリスマスの装飾を目にした公は、すこし気分を害してしまう。
 翌日、学校へ向かう途中で空河香織と出会う。彼女と他愛無い会話をしながら教室に行くと、田所から恵衣美宛ての手紙を受け取り、放課後に彼女に届けに行くこととなった。
 恵衣美の学校は県内トップクラスの学力を誇る学校であった。校門で待ち伏せていると、恵衣美は男子の取り巻きを引き連れてやってきた。公に気付くと取り巻きを散らして、手紙を受け取り、吹き出した。
 なんだかわからないまま、公は恵衣美の自転車に乗せられて彼女のバイト先であるファストフード店に連れていかれ、ごちそうになる。ここでも恵衣美目当ての男子がたくさんいた。
 恵衣美のバイトが終わるまで待たされていた公は、その後公園に連れていかれてインスタントラーメンをいっしょに食べ始めた。そこで、恵衣美と詠羅がおばあちゃん子であったことや、祖母の形見であるブレスレットのことやコイバナをした後、アドレスを交換して別れた。
 学校でそのことを山城や香織に話したところ、香織が起こりだしたものの、山城によって鎮静化される。
 放課後、帰ろうとする公の前に、着物姿の女性山寺愛子が現れた。彼女は田所家の侍女であり、田所の家に冷蔵庫を運ぶついでに話に聞いていた公を見に来たのだ。公は誘われるままにトラックに乗り、恵衣美と詠羅の仲が何故悪いのか訊いてみたが、答えてはもらえなかった。
 田所の家に着くと、愛子は一人で冷蔵庫を運び終えてしまった。その異常なほどの腕力は、腕相撲をすることで嫌でも思い知った公である。
 それから愛子はスーパーにいる詠羅を迎えに行こうとするのだが、かわりに公が行くことになる。スーパー詠羅を見つけると、タイムセールを乗りきって買い物を終えて帰ろうとした。
 すると、恵衣美からメールがきてどこにいるのか訊かれた。そのまま帰っていると、二人の前に恵衣美が現れた。恵衣美は詠羅とケンカするとどこかへ行ってしまう。公はこれまで何度かメールを交わしていたが、彼女は自分に相談事があるのではないかと思い、詠羅に謝って彼女を追った。
 追った先で彼女に弁明し、恵衣美に連れていかれた先で、るー子という女の子がいた。彼女は最近彼氏と距離を置こうと言われたが、どうにも納得できないらしい。公は適当に慰めていたのだが、恵衣美が直接彼氏の家に行こうと言いだした。
 隠して、彼氏こと安藤孝之の家に赴いた3人。ちなみに公は恵衣美の彼氏という設定だ。そこで公は安藤に友達になってくれと言ったり、殴りかかったり、恵衣美にキスのふりをしたりしながら、安藤とるー子のよりを戻すことに成功した。
 帰り道、公は安藤に殴られたりして疲れていた。すると恵衣美が自分の家に泊って行くように言った。公の家には厳しい門限があるのだが、なんとか了解を得ることができた。
 恵衣美達の家は赴きある日本家屋であり、豪邸であった。そこで、家令の橘に連れられて、ある一室に通される。そこが実は詠羅の部屋であり、風呂上がりの詠羅と対面することになった。詠羅となんだかんだと話していると、恵衣美が戻ってきてまたケンカが始まる。
 公はこの場を何とかしようとして、カレーを作ろうと提案する。金持ちのカレールーを使っておいしいカレーを作ることに成功した公は、なぜか姉妹にあーんさせられ合うという体験をする。
 その後は、詠羅の部屋で3人川の字になって就寝した。
 翌朝、なぜか姉妹たちがおしゃれをしていたのだが、公は恥ずかしがって素直に褒めることができなかった。
 そして、いきなり愛子に腕相撲の勝負を挑まれ、負ければ二度と姉妹に近づかないでほしいと言い始めた。理由を訊いても判然としないことばかり言われたのだが、公はその言葉が頭に来て勝負を受けた。
 負けることはわかりきっていたが、公は姉妹のただの友達呼ばわりされたことが許せなかったことや、姉妹が涙ながらに公を応援していたことから、愛子が負けてくれた。
 勝負が終わると、公は姉妹と愛子にボロボロの小屋に連れていかれた。その小屋の中にある祖母の遺言で、小屋に残したオタカラを1時間以内に見つけて欲しいというのだ。ただ事ではないと気付いた公は、とりあえず引き受けた。
 とはいえ、小じんまりした小屋の中にはお宝らしきものは見つからない。その時、安藤から謝罪の電話がかかってきて、彼からヒントを得た公は、祖母の残していた日記からいくつかのひらがなを見つけ出し、それらを組みかえた結果、「お宝はきみ。孫をよろしく」という言葉が浮かびあがり、そのことを姉妹に告げると、二人が笑顔で飛びついてきた。
 どうやら、この試験に合格できる男でなければ二人を幸せにはできないという考えに則った試験だったらしい。しかし、二人が同じ男を入れたものだから、またまた二人は喧嘩を始めてしまうのであった。






【感想】
 読んでいる最中は、これなかなか面白いじゃん、と思っていたのですが、あらすじ書いていると面白くないんじゃないか?という思いにかられました。まあ、それというのも、展開や内容よりもキャラと語り口やイラストレイターである庭さんが好みだったからなのではないかと思い至りました。
 起こる出来事やキャラたちのバックボーンに魅力がないことは残念でなりませんね。主人公はクリスマスに父親が蒸発して門限が厳しかったり、縁というものを大事にするようになったりしている、という設定がありながらも、そういうのは全然前面に出て来なくて、ただ勘のいいやつ、という要素しかありません。魅力ないです。
 姉妹たちに関しても、あれだけ祖母関連の話を引っ張っておきながら、婿探しのための試練があるだけだと味気ないですよね。おばあちゃん子だった、っていうのも過去のおばあちゃんエピソードがないと空虚に感じます。最後の謎解きもイマイチ。
 喧嘩は面白かったのですが、喧嘩だけで終わってしまった感じが否めません。そこをもっとおばあちゃんの話に変えてほしかったなーと個人的には思います。
 でもまあ、ライトノベルだしキャラクターが魅力的だったのは嬉しかったです。恵衣美はイマドキ(死語)の女子高生っぽいし、詠羅はちょっとおかしな礼儀正しいお嬢様って感じで、対照的な魅力を持った姉妹というポジションがツボでした。でも、香織や山城は必要あったのかな、とは思いました。香織はいらない子な感じがハンパなかったです。
 でも、一番好きなキャラは橘さんでした。なにあのナイスガイ。一家に一台欲しいです。








タイトルが作中の序盤で登場するところが好きでした




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  1. 2013/03/22(金) 23:40:13|
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踊る星降るレネシクル 4 (GA文庫) 感想

踊る星降るレネシクル 4 (GA文庫)踊る星降るレネシクル 4 (GA文庫)
(2011/04/16)
裕時 悠示

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欲望が人を壊す、お話


【簡略ネタバレストーリー】
 サバイバルサマーでもうふに世話になったレンヤは、彼女の親であるふとんに、ひきこもりもいいものだと説得に出かけた。すると、それだけもうふを擁護するなら婿になれと言われてしまうのだった。
 ある日の学食で、レンヤは瑞貴、すまる、なななと飯を食っていた。話題はサバイバルサマーで円離が下した星ノ令による、星柱であるみらのミカホシ追放について。なななが言うには、星ノ令は絶対だと言う三星会の結城優派と、星輩であるなら星柱は絶対というすまるの祖父、舞波重蔵派に分かれている。そして話は星柱候補の話に移ったとき、乾がやって来た。すると、女3人はその話題を止めてしまう。
 そんな彼らは、レネシクルの力を増幅させる「星のちから」が極大となる期間に開催される極星祭の準備をしていた。レンヤのクラスでは、すまると瑞貴とレンヤの宿す精霊になぞった演劇をすることになる。そこですまると瑞貴は、どちらが星降りの舞が綺麗か競うことになり、すまるは負けてしまい、以後演劇において瑞貴の提案を受け入れなければならなくなる。
 そのことで落ち込むすまるの下に、亡き母親の残した着物と、すまるが宿すことを目指す聖霊ベツノカについて書かれたノートが送られてくる。そのノートによれば、気持ちを凍りつかせることが大事だとされており、すまるは翌日からレンヤにそっけない態度を取るようになる。
 そんなすまるをおかしく思ったレンヤは、彼女の幼なじみである乾が何か知らないかと彼を探すのだが、なななにぬいぐるみを作ってくる約束をしてしまっただけで乾を見つけられない。 
 そんなレンヤが最後に来たのは体育館裏。そこには車椅子に座った少女がいた。彼女は乾乾という名前であり、ケンケンと呼んでほしいと言った。彼女は星柱候補であり、瑞貴やすまる、なななたちとは違い、自らに精霊を振らせるのではなく、カードに精霊を降らせることができた。そして、彼女は乾の妹でもある。
 そこへ乾がやってきたのだが、乾は剣幕な様子でケンケンを追い払ってしまう。
 演劇の練習は続くが、すまるの機嫌がよくならない。そこでレンヤはすまるの好物を買いに出かけ、その帰りに、結城優に御神星柱殿へ連れて行かれる。そこでは結城派と舞波派が結集しており、なななの父である七曜成美や更級ふとんもいた。そしてレンヤと瑞貴の師匠である仙陽院みらもやってきた。
 議題はもちろん円離の星ノ令についてだ。レンヤはそのことについて第3者の視点として招かれたのだ。そこでレンヤは、ミカホシの能力が外に漏れていないのは極星樹による結界のおかげであることを知る。そして結城優の狙いは、その極星樹を枯らして日本に内紛を起こすことだった。円離は結城の愛弟子であった。
 結城は自分の考えを知らしめると、円離やケンケンを使って集まっていた人達を石に変えて行った。ケンケンの能力の一つが、石化なのだ。
 騒動の中で、みらはレンヤを逃がすために、自分より強いケンケンに挑みかかる。レンヤはふとんにも助けられながら必至に逃げるのだが、追っ手である轟轟轟によるお金の能力で追い込まれる。そこに乾が助っ人に現れるのだが、深遠橙という暗殺者にレネシクルを奪われてしまう。さらにすまるが加勢にきたり、荒木業児という巨漢が現れてレンヤが瀕死の状態になったりする。そこへ瑞貴と仙陽院莫迦奈が登場し、敵である3人を一蹴する。
 極星祭当日。ミカホシ市が戦場となり、学校だけが莫迦奈と仙陽院狼輝よって安全となっていた。レンヤの瀕死は春河香織によって完治していた。
 狼輝は学校に残っていた戦力を集めて、ペルセウス石化事件について話した。それはペルセウスという研究機関で幽閉されていたケンケンが、乾によって逃がされたことで、多くの人を石化させ、当時の星柱であり、みらの姉である仙陽院かづらが相打ちとなり、乾が彼女を逆に石化させたのだと。そしてその石化を解いたのが、結城だと。
 そしてケンケンに勝つためには、すまるがベツノカを降ろす必要があるのだと言う。
 そんな中で、レンヤは乾がいない事に気付き、彼を探し、体育館裏で見つけた。乾はケンケンに裏切りの呪いをかけられており、レネシクルがないと呪いが発動する。だからレンヤたちから距離を置こうとしていたのだが、レンヤはそんなこと関係ないと言う。その後の警備中に、レンヤはなななにぬいぐるみを渡した。
 その頃、結城と円離は乾家にあった「星鏡の盾」を破壊した。それこそが、以前に乾がケンケンを石化させた奥の手だった。さらに結城はすまる、瑞貴、ななな以外の星柱候補を石化させることで、極星樹の枯死のための準備を順調に進めていた。 
 そしてすまるが母親の着物を着て、ベツノカを降らせられるようにレンヤとイチャイチャしていたとき、襲撃が起こった。
 レンヤとすまるは屋上へ向かおうとしたのだが、それをすまるの義兄である舞波カタナが遮る。レンヤはすまるを逃がし、カタナに致命傷を与えるのだが、カタナはケンケンに操られており、何度も立ち向かってきた。そこへ彼の実妹である桐蔭霧湖がレンヤの代わりとなった。
 しかしレンヤは轟によってグラウンドへ引きずり降ろされ、彼に負けそうになるのだが、御子柴ねじる&とじるによって亜空間を通じて水仙寺遊園がメイド服で現れた。轟は遊園によって倒されたのだが、彼女たちは突如現れたケンケンに負けてしまう。
 そんな絶対絶命のレンヤの前に助けにきたのはもうふだった。彼女はケンケンの攻撃を防げていたのだが、レンヤはケンケンに操られた乾によって背後から刺されてしまう。さらに追い打ちをかけられたレンヤは瀕死になりながらも、乾の目を覚ますことに成功する。だが、二人ともケンケンの石化の攻撃を受けてしまう。
 そんなレンヤの元へ、すまるが屋上からやってくるも、レンヤは石化する前にすまるへ自分のレネシクルを託して、石化した。
 そこへ遅れて瑞貴がやって来た。彼女はレンヤの石像を見て怒りに打ち震え、ケンケンは本気の瑞貴を前にして喜ぶ。
 だがそんな二人を凌ぐほどの存在がその場にはいた。
 レンヤが石化したことで心を凍てつかせ、ベツノカを降らせることに成功したのだ。
 そんな戦場を、莫迦奈と狼輝は学校の一室から見下ろしていた。その手には、すまるの母親の残したノートの最後のページが握られていた。
 

 


【感想】
 なんというクライマックス。
 街の勢力抗争から始まり、イチャコラも交えながら頂上決戦が繰り広げられてます。
 そしてランキングに載っていたキャラクターが大勢でてきます。それはいいのですが、そういう出し方するならラストの展開はもっと後にしてほしかったです。中堅クラスの敵を倒してからのラスボス戦、みたいな感じで。でも、ラスボスは結城たちじゃなくて仙陽院の人達なんじゃないかと思ってたり。
 その他キャラに関しては、忘れてるキャラが多すぎた。え、こんなキャラいたっけ?と思うキャラが何人いたことか…。まあそれは個人的に3巻からの期間が空きすぎていただけですが。
 それにしても、要素詰め込み過ぎな気がする今回の内容。
 街の根幹の話についてはまあ必要ではあったとは思います。(システムの実用性うんぬんは抜きにして。内容は『サクラダリセット』みたいなものでした)そこにイチャラブだの乾家や師匠の因縁だの結城の思いだの、いっぱいありました。それだけの要素をたかだか250pにきっちりつめこめるわけがない!悪い意味で疾走感にあふれていたように思いました。
 でも、展開は王道で少年誌的な流れが面白かったです。バトルも次々繰り広げられて、楽しめました。
 あとがきでは裏切り、もしくは「愛」の話だとあったが、個人的にはそれは乾の「話」であって、全体的にはそれ以外のことのように感じた。
 あと、表紙ってベツノカ化したすまる、ですよね?





イラストの力がハンパないッス


  1. 2013/02/23(土) 23:43:26|
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月見月理解の探偵殺人 5 (GA文庫) 感想

月見月理解の探偵殺人 5 (GA文庫)月見月理解の探偵殺人 5 (GA文庫)
(2011/06/16)
明月 千里

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嘘つきがハッピーエンドを迎える、お話


【簡略ネタバレストーリー】
 初の小箱に決勝戦の連絡が入ってから2ヶ月後。京や宮越たちとの部活を終えた後に、初が自宅に帰ると水無月がいた。そして彼女に睡眠薬を飲まされて、豪華客船につれて行かれる。
 そこには交喙や理解はもちろん、上坂教授の狂信者である神代杜人などがいた。そして決勝戦は前半と後半を二日間かけて行われる。基本的なルールは変わりない。ただ、今回は実際に人が死ぬ。
 ゲーム開始序盤は理解が優位を保っていた。しかしなかなか決定打を打つことができないでいた。
 そんな中で、グラウンド・ゼロは交喙に近づき、自分を殺害することができたら姉の真実を教えると言われた。それは初や理解の計画に支障をきたすので、彼女を止めようとするが、ゲームが始まりそれどころではない。
 理解はグラウンド・ゼロを監禁し殺すことに成功するが、ライフポイントすべてを奪うことはできなかった。理解にとってそれは想定外の結果だった。
 それは連理が理解の能力を奪い、理解以上に昇華させたゆえの結果だった。この時点で、理解は月見月にとって不要な存在となった。
 グラウンド・ゼロはライフポイントが残り1pとなったことで、ドッペルゲンガーと人格を入れ替えた。そのことに交喙は動揺してしまう。
 理解は自分の失敗に動揺し、精彩を欠く推理ばかりしてしまい、連理のいいようにやられてしまう。さらに連理はそんな理解の姿に気を良くして、そんな理解が本当の理解なのだと言い始める。理解は幼少の頃父親から虐待を受けており、怯えていた。しかし月見月家とのゲームに勝利したことで賞金を得たことから、父親から逃げた過去を持っていた。
 初はそんな理解を心配するのだが、途中から彼女の落ちぶれた姿が演技だと見抜き、彼女の計画の助けをすることになる。
 その結果、神代をゲームの方法以外で殺害することで、ドッペルゲンガーと連理を罠にはめた。ドッペルゲンガーは最後に交喙に縋ろうとするのだが、交喙は姉への未練を捨てて、初たちという新しい親しい人たちとの未来を歩む決意と、姉への決別を突き付けた。
 ゲームは、理解が能力のないままハッタリと連理のミスを突くことで連理を殺害することに成功。ゲームの結果、ライフポイントが一番多かった初が優勝することとなった。
 彼は「二羽の鴉」に入っていたメモリーカードを再生不可能なまでに破壊した。そして彼が願った願いごととは理解を救うことだった。
 そんな彼の願いがわかったのは、それから数カ月後のことだ。理解から連絡もなく、なんとなく日常を過ごしていた初の前に、彼女が現れた。これまで聞いていた彼女の口調ではなくなっていたものの、彼女が理解であることには変わりない。初にとって、彼女が傍にいてくれるだけで十分だった。
 


【感想】
 シリーズ最終巻でした。
 一巻から続く難解なゲーム内容に四苦八苦しながら読みました。全然理解できてませんでしたが!
 これまで敷いていた伏線のほとんどは回収されていたと思います。でも、あとがきにもある通り、出てこなかったキャラもいますし、ゾディアック系の人達は三巻だけの使い捨てキャラだった感じが否めなくて、とてももったいなく思います。
 でもまあ、ドッペルゲンガーとかグラウンド・ゼロ関係のことは丸く収まっているので、十分だろうと思います。
 ラストの展開については、正直ゲーム性を重視し過ぎていたように感じていたため、それほど感動できませんでした。理解の過去とかも無理やり提示した感じもしてしまいました。
 とはいえ、面白いシリーズだったと思います。キャラクターも個性的だったし、ゲームは複雑で予測不能だし、人間関係も楽しめた。





もっと俺のIQが高ければ…!


  1. 2013/02/23(土) 22:21:14|
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月見月理解の探偵殺人 4 (GA文庫) 感想

月見月理解の探偵殺人 4 (GA文庫)月見月理解の探偵殺人 4 (GA文庫)
(2010/12/16)
明月 千里

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兄妹愛が描かれる、お話


【簡略ネタバレストーリー】
 ある日、初は交喙から遥香が探偵殺人ゲームについて調べていることを知らされる。そしてその影には、遥香の「友達」が関係しているらしい。
 初と交喙と宮越は、放課後遥香の後を追った。すると遥香が仮面をつけた老人と出会っている現場を目撃した。すると、初たちの前にグラウンド・ゼロを名乗る女性が現れ、彼らを黒の箱庭という探偵殺人ゲームのコミュニティに誘った。彼女について行くと、開発途中の建築物に案内された。そこには遥香もいた。
 そんな初の前に、果無連理という少女が現れた。彼女は、初を探偵殺人ゲームに誘った友人である杵島一史の従弟だと言う。彼女は行方不明となった一史の手がかりを知るため、である探偵殺人ゲームに参加したのだ。また、理解も月見月家の要人がグラウンド・ゼロに拉致されたため参加していた。
 グラウンド・ゼロが言うには、このコミュニティでネットを介さず探偵殺人ゲームを行い、優勝者に「二羽の烏」という欲しいと思う情報が手に入る箱と、どんな願いでも叶えられる権利が与えられるのだと言う。そして、参加者たちには小箱と呼ばれる携帯情報端末が配られ、後日トーナメントが開催されると言う。
 その日は、初、宮越、交喙、理解、連理が初の家にお泊りしながらルールの確認を行った。
 ゲームはいくつかのグループに分けられ、3日間かけて行われるゲームを生き残るごとに加算されるポイントの多寡で勝者が決まって行く。ゲームは決勝までに3回戦ある。
 1回戦は、全員が難なくクリアできた。しかし、2回戦には遥香と会合していた老人である忌月が初と同じグル―プにいた。忌月は、ゲーム敗者が「死亡」する謎について、自分を倒したら教えると言う。そのために頑張る一同だったが、忌月によって場は乱され、初は困惑する。
 そんな中で、水無月にから忌月が遥香と接触していることを知らされ、その現場に初が行くと、遥香に拒絶されてしまう。そんな初に、忌月は自分が元月見月家の使用人であることを告げる。そして、グラウンド・ゼロとは人知を超えた存在者であり月見月家の求めた存在でもあり、理解を敵視していることを知らされる。理解の言っていた要人とは、グラウンド・ゼロその人だった。グラウンド・ゼロは、才能ある子を一人月見月家から攫っていた。
 2回戦2日目、初はなんとか忌月を倒すことができたのだが、決定打を下したのは連理だった。彼女こそ、遥香の「友達」であり、グラウンド・ゼロが攫って育てた月見月家の後継ぎ候補だった。さらに、彼女には理解の持つ人の機微を読む力に似た能力を持っていた。彼女によって、初は2回戦でゲームオーバーギリギリに追い込まれる。
 初は忌月から「死亡」について話を聞こうとしたのだが、すでに連理によって殺されていた。そこへ理解が現れ、連理とは一触即発のムードとなった。
 3回戦には、初と連理と遥香と宮越が同じグループとなった。ここで、連理は遥香と共謀してゲームの主導権を握った。初は心を読まれているので、どうすることもできないでいた。
 苦戦する初の下へ、遥香から電話がかかって来た。遥香は初が父親を殺したのかどうかを知りたがっていた。そして遥香は連理に真実を教えてもらえるとつけ込まれていたのだ。だが、改めて初から真実を聴きだそうとした。だけど、初はそれに答えなかった。
 ゲームは連理の支配に置かれるかと思われたのだが、自分の心を読まれても良いように、初は理解の指示に従うようにしてゲームを進めていた。だから連理の思う通りにゲームは進まない。さらに、連理は誰も殺さないと言いながら違ったことをしていると思った遥香に、連理への猜疑心が芽生えた。そして、遥香は初との対話を経て、連理よりも初を信じた。遥香に裏切られたことで、連理は死亡してしまった。
 初はいまだに何も語りはしないが、遥香は初が何も語らずとも誰かのために行動しているのだと信じることで、真相を知ろうとはしなくなった。
 ゲーム終了後、初は決勝進出の権利を得た。そして初は、花鶏にゲームの詳細について話していたところに、水無月から電話がかかってきた。彼女によると、グラウンド・ゼロはゲームが始まる前にはすでに焼死していたことがわかった。そのことについて花鶏は、グラウンド・ゼロがドッペルゲンガーを洗脳して自分に移し替えたのだと言う。そしてグラウンド・ゼロの能力は、他人を乗っ取り、洗練することだともいう。
 そこへ、初の持つ小箱にメッセージが送られてきた。


【感想】
 いやはや、あいかわらずゲームが難しくて完全に理解できませんでした。そのため、あらすじにもゲームの詳細は書いてません。というか書けません。
 今回は1巻で出ていた探偵殺人ゲームが使われていました。個人的には『インシテミル』を彷彿とさせる内容でした。クローズド・サークル物とかサスペンス・ミステリーをあまり読んでいないので、こういう内容のミステリはよくあるものなのかわかりませんが、面白いと思いました。
 1巻から続いていた遥香との確執もなくなりましたし、主要キャラたちも欠けることなく次回へ続くことができていて良かったですね。「死亡」した人達がどうなったのか気になるところですが、それについては次回わかるのだろうと期待してます。『カイジ』みたいに強制収容所送りにされていたら、地下脱出編とかでスピンオフ出来ますね。
 連理については、わかりやすかったですね。あー豹変しそうって感じがプンプンしてました(笑)





意外とおちゃらけパートも面白かったりするのであなどれない





  1. 2013/02/20(水) 22:28:27|
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月見月理解の探偵殺人 3 (GA文庫) 感想

月見月理解の探偵殺人 3 (GA文庫)月見月理解の探偵殺人 3 (GA文庫)
(2010/08/15)
明月千里

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過去を引きずった者の復讐の結末が描かれるお話

今回の舞台はどこだかわからない南の島。
そこに連れさらわれた主人公と、自分の意志でやってきた交喙が事件に巻き込まれる。
その島には、月見月家の異常者たちが理解も含めて4人登場。
月見月家の話などが所々で出てきて、この先の伏線を徐々に張り巡らせていた。

島ということで、もちろん事件は屋敷の中で起こる。
まあ、ミステリというかサスペンス的な要素がこの作品のウリなわけで、そこは雰囲気出ていて良かったです。
ただ、今回もそういった要素を強調するためにか、まどろっこしいやり口だったため、少し胃もたれ気味です。それでも、2巻よりはスマートな印象があります。
それにサスペンス要素より、月見月家の異常者たちの能力や、過去がどうだという話しのほうが魅力的だったので、なんとも言えない感じです。
1巻の時のような、ヒリつく感じがどんどん低下して言ってるような気がする。
異常者の特性より、普通のミステリ要素を前面に出そうとしているせいか、いまいちちぐはぐな印象がぬぐえない。

しかし、これからグランド・ゼロやドッペルゲンガーといった異常者たちの登場で、場が盛り上がっていくことに期待してます。









いいんちょさんが、あんなかわいい子だったなんて!
  1. 2012/05/26(土) 16:25:29|
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※備忘録としても使っているので、ネタバレを含む内容となっているところがあります。
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